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からだの使い方 小原 孝・小野 ひとみ(yamaha music media)

ピアノと友だちになる50の方法 からだの使い方

ピアノと友だちになる50の方法 からだの使い方

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1.立ち上がったり座ったりしてみて、6つのバランス場所を確認
(1)(脊椎に乗っている)頭
(2)(腰椎に乗っている)頭と胸郭
(3)(股関節が支点となる)上半身と下半身
(4)(膝関節で繋がっている)大腿骨とスネ
(5)(足首の関節で繋がっている)スネと足
(6)(肩関節で繋がっている)腕と肩

2.ピアノ演奏での下半身の動き
(1)膝は内側にも外側にも広げないこと
(2)足首を固くしないこと
(3)前傾してもいいが、お尻を上げないこと

3.ピアノ演奏での上半身の動き
(1)肩を上げないこと
(2)胸を狭くしないこと
(3)腕の中心軸は小指側(小指を軸にして腕は回転させている)

4.速いパッセージの練習法
(1)頭の中だけでパッセージをゆっくりしたテンポで(できれば歌いながら)、指を見ながら動かしてみる
 →ピアニシモで力を抜いて、1音ずつ丁寧に細かくゆっくり行う
(2)指の正確な動きが頭に入るまで、指の動きを覚える
(3)頭の中で自然なテンポ(テンポを従来通り速くして)で歌ってみる
(4)頭の中で速いテンポで歌いながら、一気に演奏してみる
 →ポイントは(2)から(3)へ移行する際、徐々にテンポを上げて反復練習するのでなく、一気に従来テンポに上げること

5.フィーリング&センスエクササイズ
(1)演奏時の姿を鏡に写して、自分がイメージ(フィーリング)した動き&音と実際に聴こえた&感じた(センス)動き&音を比較してみる
(2)どう動かしたら、どんな音が出るのかを正確に結びつけること
(3)自分が出す音を正確に聴ければ(正確なインプット)、どのように手足を動かすべきか(正確なアウトプット)がわかってくる
(4)妄想や思い込み(間違ったフィーリング)で演奏するのでなく、
 現実(体の感覚、センス)にアウトプットした動き&音を正確に確認して演奏エクササイズすること