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ミスしても評価が高い人は、何をしているのか? 飯野 謙次(日経BP)

1.失敗時の第一報は事実報告と謝罪
(1)頭を下げ「謝ること」だけでは、自己中心的な態度のためNG
(2)相手の立場に立ち、ミスの内容を説明するのが謝罪の本質
 ①第一報なので、まずは起こったこと(=事実)を説明できればよい
 ②現時点で不明であれば不明であることを説明すればよい

2.ミスと失敗
(1)ミス(to err、to missだと日本ではニュアンスが異なる)
 その時限りのうっかりした行動(どうしようもなく取り返しがつかない事が多い)
(2)失敗
 ①プロセス、手続きのある時間的経過の比較的長い取り組みに対するよくない評価
 ②ミスをなくすために一連のプロセスにある失敗を改善する事ができる

3.計画不良(ミスの原因)
(1)時間的余裕不足(作業や行動時間が足らない、間に合わない、いつもバタバタ)
 →新規作業(新しいものを作る)だと仮説を実行するまで予定時間(余裕)がどれくらい不足かわからない時がある
(2)人材能力不足(できると思ったけど無理だった、これ私がやるの?(専門外))
(3)計画外作業発生(急に言われても、そんなの聞いてないよ!)

4.いい計画の立て方
(1)思考展開図
 フローチャート等で作業全体を俯瞰できる図を書く
(2)実行部隊
 自分、社内だけでなくコンサル、社外発注をどうするか決める
(3)予算獲得
 会社をどのように説得するか決める(プレゼン資料作成等)

5.日報の効果
(1)気づきができる(無駄、非効率な作業しているかどうか、ストレスがあるかどうか、日頃の健康状態)
(2)成果を出そうとする(動悸づけ)

6.失敗知識データベースの作り方
(1)原因、行動、結果が繋がるようにまとめる(シナリオ化)
(2)失敗した行動のそもそもの目的も明記(何をしようとして失敗したのか)