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スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本 高津 和彦(フォレスト出版)

スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本

スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本

 

1.フィラー(filler)
(1)単語や文節、文章の合間に挟み込む意味のない言葉のこと(例:えー、あー)
(2)緊張して自信がない、話す内容が決まってない、1センテンスが長いとフィラーが出やすい
(3)フィラーの種類
 ①文頭(えー、ただいまご紹介に預かりました〜)
 ②母音引きずり(これはぁー、すごくぅー〜)
 ③文節の区切り(断定したくない意識が強く、間にえーと入れてしまう)
(4)英語のフィラー(ネイティブでない日本人はマネしないように)
 ①Well(さて)
 ②Like(〜みたいな)
 ③I mean(つまり)
 ④You know(だよね?)
 ⑤And(それでね)
 ⑥Let's see/Let me see(えーっと)
 ⑦What I mean is(えっと、つまり)
 ⑧The fact is(つまり)
 ⑨Ok then(えっと、じゃぁ)
 ⑩Anyway(まぁとにかく)
 ⑪Right(そう)
 ⑫Thing is(要するに)
 ⑬Kind of/Sort of(みたいな)
 ⑭Just(ちゅっと)
 →Uh、Um等を付けて曖昧に発音している時はフィラー(意味のない言葉)
 →クリアに発音している場合、フィラーでなく正しい意味で使っている
(5)フィラー化のパターン
 ①考えをまとめて話そうという意識が強く働いた場合
  「やはり」「つまり」「結局」という言葉を多用してしまう
 ②語調を和らげようという意識が強く働いた場合
  「ちょっと」「少し」「なんとなく」「あまり」という言葉を多用してしまう
 ③断定を回避する意識が強く働いた場合
  「ある意味」「ある種」「とか」という言葉を多用してしまう
 ④次に文章に繋ぎたい意識が強く働いた場合
  「〜ですね」「〜して」という言葉で、文章を延々繋いでしまう

2.スピーチの組み立て方
(1)「直近」を話す
 最近思いついた、感じた、見た、聞いた事を話す
(2)5W1Hでネタを探す
(3)エア写真を撮る
 頭の中のイメージを解説、説明してみる
(4)テーマ、教訓、オチを決めて話す

地獄の楽しみ方 京極 夏彦(講談社)

地獄の楽しみ方 17歳の特別教室

地獄の楽しみ方 17歳の特別教室

  • 作者:京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/11/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

1.言葉の力
(1)情報交換力
 人間以外でも持っている力(例:ミツバチが動き方で餌の場所を伝え合う)
(2)時間という概念
 ①「過去」「未来」という意識は、人間しか持っていない
 ②動物は「今」(もしくは起きて、食べて、寝るというパターン)しか認識していない

2.勝負(はなんのためにあるか)
(1)ゲームを面白く楽しくするためのルールに過ぎない
(2)「自分に勝った」はくだらない精神論のある言い回し
 →わかりにくい表現をせず、努力をして成果が出たと言えば良いだけ
 →精神論は目に見えず言葉で説明するしかないため、ここに危険な誤解が生まれる
(3)淡々と楽しく積み重ねた身の丈にあった努力が本当の成果を生み出す
(4)勝負という単純で実のない価値観に振り回された人生を過ごしてはいけない

3.スポーツ(はなんのためにあるか)
(1)スポーツの日本語訳は「余暇運動」(つまり、暇な時にやる運動の事)
(2)本来は競技である(相手と競う)必要はない

4.正義
(1)対義語は「悪」ではない(「悪」の対義語は「善」)
(2)正しい「義」の反対は、正しくない「義」=不義
(3)「悪」には、はなはだしい、ものすごいという意味もあり、不義とは異なる

5.神
(1)「悪」の対義語が神(キリスト教では正しい解釈)
(2)唯一無二の絶対神と考えると、対等に対立するものはないはず
(3)悪もまた神が作ったものの1つ(=悪もまた神の一部)
(4)唯一神キリスト教ユダヤ教等)
 ①名前がない
 ②ゴッド(God)は神の属性を示しているだけ
 ③偶像崇拝禁止(十字架は神ではなく、神の子イエスを示しているだけ)

6.愛
(1)(文字の作りから)「立ち止まって振り返る」という意味がある
(2)「執着」することが本来の意味

7.整理整頓
(1)整理
 ①生活しやすくするための概念、考え方
 ②その人のルール、理屈(頭の中)で、どこに何があるか整っている状態
(2)整頓
 ①見た目や物理的な作業
 ②部屋や机の上が綺麗で片付いている状態
(3)整頓されていても、整理されていないケース
 ①片付いているのに、どこに何があるかわからず、使いたい時に探さないと出てこない状態
(4)整頓のメリット
 ①多くの情報が保存しやすく、アクセスしやすい
 ②清潔にしやすい(掃除しやすい)
(5)ミニマリズム
 身近に何も置かないため、物に執着しないとも言えるが、
 物理的に何もない事による清々しさに執着しているとも言える

8.好き嫌い
(1)無理やり好きなものを見つけようとしない事
(2)嫌いなことしないように頭の使い方を考えよう
(3)自分のやりたくない事を極力減らすための努力をする(=そのために本を読んで語彙を増やす)

9.言葉(言霊)
(1)言い方次第で(人を)「祝う」事も「呪う」事もできる
 相手にどう伝わるかがポイント
(2)多くの人に行動を起こすスローガンとなる
 聞いた人が誰もが同じような行動を起こす言葉を選ぶ必要がある

ミニマム・プレゼンテーション 前田 鎌利(すばる舎)

ミニマム・プレゼンテーション

ミニマム・プレゼンテーション

 

1.「思い」と「想い」、「念(おも)い」
(1)思いとは、頭と心で考えること
 ①「思」は田+心で出来ている
 ②「田」は脳(頭)を示している
(2)想いは木(自然)を目で見て、心に宿る感情のこと
 「想」は木+目+心で出来ている
(3)念いとは、今自分の中にある強い気持ちのこと

2.「念い」の伝え方
(1)ターゲット(誰に伝える)を決める
(2)シンプル+ロジカル
 ①まず結論を伝える(シンプル)
 ②その後、課題→原因→解決方法→効果をロジカルに説明する
(3)効果(=感情)を伝えるには、ビジュアル(写真、図面等)が効果的

3.手書き
(1)画一的+男的:真
(2)画一的+女的:麗
(3)個性的+男的:風
(4)個性的+女的:雅

4.個性の磨き方
(1)自分が好きなものを分析してみる(内観)
(2)自分が好きな理由(なぜ好きなのか)を考えてみる(=自分と向き合ってみる)

5.ツール(文房具)
(1)万年筆
 パイロットのELABO(1978〜)が日本語にマッチしている
(2)ボールペン
 モンブランのStarWalker Precious Resin(中字の芯)

6.手書きのポイント
(1)打ち込み(書き出し)に引っ掛かりを作る
(2)右肩上がり
(3)線から次の線に向かって続けて書く

敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本 みさき じゅり(秀和システム)

1.HSP(Highly Sensitive Person)の特徴
(1)D(Depth of processing)
 ①何事にも意義や目的を見出そうとするため、どんな情報も深く処理してしまう
 ②短所:納得するのに時間がかかる、一度にたくさんの事ができない
 ③長所:先見性、洞察力あり
(2)O(Overarousal)
 ①神経の高ぶりすぎ
 ②短所:すぐに動揺、緊張する、あるいは逆にすぐに落ち込む、無意識にすぐ警戒してしまう
 ③長所:危機管理能力が高い
(3)E(Emotional intensity)
 ①感情の反応が大きい
 ②短所:泣き虫、大げさ
 ③長所:共感力が高い、顧客対応能力が高い
(4)S(Sensory sensitivity)
 ①刺激に敏感
 ②長所:品質向上力が高い

2.HSPの反応
(1)例:高圧的な人が身近にいる
 ①すぐに(相手が高圧的だと)察知(S)
 ②すぐに緊張する(O)
 ③(相手が話し出すとさらに)刺激を受けてしまう(E)
 ④(相手が話す内容を)深く考えてしまう(D)
(2)完璧思考でネガティブになった時の対処法
 リフレーミング(自分を責めている思考を別の角度から捉え直す)
 例:「コップに半分しか水がない」→「まだ半分も水がある」と捉え直してみる

「いつでも転職できる」を武器にする 松本 利明(KADOKAWA)

1.自分のブランドは「強み」でなく「持ち味」で決まる
(1)一般的な仕事の業績、実績の強みがあっても差はつけにくい(例:経理の仕事能力は誰でも大差なし)
(2)人から喜ばれるような仕事のやり方を一貫性を持って行うこと(持ち味は20歳くらいまでの環境、経験で形成される資質と言える)

2.自分軸は3階建
(1)土台は資質(自分軸のコア)
(2)土台の上にポータブルスキル
(3)一番上が専門性
 ①ただし、最近はテクノロジーの変化が激しいため突然不要となってしまう専門性もあり
 ②資質に合ったやり方で時代に合った専門性を磨く事

3.資質の見つけ方
(1)(自分以外の人が喜んでくれた事を思い出して)過去の実績を30個書き出してみる
 ①最初に書き出した上位5個は他の同業者と重なるスキルだから除外
 ②残り25個の中に独自性のある資質がある
 ③ただし資質として経歴書にまとめるのは3個まで(それ以上は情報過多で相手に伝わらないため)
(2)(書き出せない場合)まずは自分の弱点、欠点を(あえて)書き出してみる
 →欠点の裏返しが自分の長所となる(欠点に対し、「いい意味で○○だ」と言い直してみる)
(3)どんな仕事を頼まれることが多いか考えてみる
(4)過去のトラブルをどのように解決したのかを具体的に(数値+名詞+感情を混ぜて)を振り返ってみる

4.ポータブルスキル
(1)資質や特定の業種、時代に依存しない共通、普遍的な能力の事(どんな業界、職種に行っても持ち運び可能な能力)
(2)PDCA、コミュニケーション、育成能力など
(3)想定外の変化に(早く)慣れる力
 ①馴染む→②学ぶ→③(組織内で)機能する→④(組織に)影響を与えるの順に慣れていく事
 (①〜③をしないで、いきなり④はNG)
(4)ゼロベースで本質的課題を解決する力
 知識でなく実践しないと全く身につかない

5.ポータブルスキルの身に付け方
(1)自分の資質(キャラ)に合ったやり方でコツが掴めるまで実践する事
(2)数年上の先輩からの話を聞く
(3)苦手なスキル(例:コミュニケーション)があったとしても、ポータブルスキルは全て必須のスキルのため、時間をかけて磨くこと