Smily Books Blog

「すまいりブックレビュー」から引っ越しました。

「すまいりブックレビュー」(2013年まではこちら)

残念な人の働き方 山崎 将志(日経ビジネス人文庫)

残念な人の働き方 (日経ビジネス人文庫)

残念な人の働き方 (日経ビジネス人文庫)

 

1.会社組織とwant/must/should型
(1)事業家はwant型(こんなことがやりたい)
 塗り絵(の枠)自体、新しいのを考える人
(2)管理者はshould型(やるべきことをやる)
 事業家のアイデアからやるべきことを見つけ、オペレータに指示する
(3)オペレータはmust型(やらないといけないことをやる)
 ①want型から新しい仕事がきても、やらないといけない仕事が増えるだけ
 ②塗り絵の枠は決まっていて、塗るのがうまい人

2.会社組織で大きな意思決定できない理由
(1)会社組織が民主的(多数決)になり過ぎているから
(2)大きいことは適当に決まり、小さいことは精緻に決まる
 ①大きな決済権限のある人は忙しく時間がないため、Yes/Noは短時間に決まる
 ②小さな話は担当社員レベルが出てくるため、分厚い資料で長時間説明してもなかなか決まらない

3.非論理的な話の構成
(1)主語がない
 例:「ミスの原因は、間違ったボタンを押したから」
(2)「なぜ」と「なぜなら」がつながっていない
 例:「モチベーション低下の原因は、人事制度にある。ではなぜ遅刻が起きるのかというと。。」
(3)原因と対策の内容が合わない
 例:「モチベーション低下の原因は、人事制度にある。よって、対策は勤労システムの導入となる」
(4)原因ではなく「なぜ」の内容を言い換えているだけ
 例:「残業時間増加の原因は、全員が夜遅くまで働いているから」
(5)先に結論があり、その結論に合わせる形で原因を作り込んでいる
 例:「残業時間増加防止の対策は早帰りルール化である。なぜなら残業が多いのは早帰りルールがないからだ」

残念な人のお金の習慣 山崎 将志(青春出版社)

残念な人のお金の習慣 (青春新書プレイブックス)

残念な人のお金の習慣 (青春新書プレイブックス)

 

1.健康で文化的な最低限度の生活(日本国憲法第二十五条)
(1)最低生活費(生活保護法)
 単身で年間190万、3人(夫婦+児童)で年間288万<東京都内>
(2)民間企業平均年収手取り額(2009年度)
 単身(30歳独身)315万、3人(夫婦+児童)520万
 →最低生活費と比較すると、単身315-190=125万、夫婦520-288=232万の余剰がある

2.お金による幸福感
(1)世帯所得7万5000ドルまでは収入に比例して幸福感も増大(プリンストン大学
 7万5000ドル超えると幸福感も頭打ちとなる(日本円だと750万程度)

人生は四十代からの勉強で決まる 鷲田 小彌太(海竜社)

人生は四十代からの勉強で決まる

人生は四十代からの勉強で決まる

 

1.勉強法(野口悠紀雄)への反論
(1)面白いことを勉強する
 基礎を蓄積し、熟達してこないと面白くならない
(2)全体から理解する
 最初から全体的把握(あるいは職人的な勘所)がわかる人はいない
(3)基礎8割やったら応用に進む
 基礎80%もやる前に挫折してしまう人が多い
(4)(1)〜(3)の解決法は、最初は習慣化するまで基礎を強制してやるしかない(例:学校)

2.継続と成功
 小さな努力の継続(succession)が成功(success)(=大きな成果)を生む

3.勉強法
(1)1つの事を肯定的・保守的なやり方と否定的・変革的なやり方同時に進める
 賛成/反対、良い/悪いといった単純な結論は出なくなる(より深く考えた結論が出る)
(2)勉強するうち(自分でも知らなかった)自分自身の知的な能力が見つかると面白くなる

おとなの教養 池上 彰(NHK新書)

1.教養(リベラルアーツ
(1)人を自由にする学問
(2)すぐ役立つ事は専門学校で学べばよい(ビジネススクール
 →世の中に出て、生きる上で必要になる事を学ぶ

2.経済
(1)マルクス資本論
 ①「資本家と労働者は対等に取引」というのが前提
 ②資本家は労働者費用を下げることが利益となる
 ③資本主義批判はしたが、理想の社会主義は提示していない
(2)ケインズ革命
 ①財政赤字(国が借金)しても、何れは好景気になると考える
 ②累進課税(お金持ちにより多く課税する)
(3)フリードマン新自由主義
 ①最低賃金制度の撤廃(雇用も市場に任せる)
 ②家賃統制(家賃の上限を決める)の撤廃

3.歴史
(1)進歩史観
 理性、科学を重んじ、歴史は進歩しているという考え方(ガリレオニュートンなど)
(2)唯物史観
 資本主義が社会主義革命で終わるという考え方(一種の進歩史観

4.日本人
(1)日本人の定義
 1873年に国籍が決まり交付されてから(それ以前の日本に日本国籍はなかった)
(2)大和魂
 後づけ(上からの押しつけ)の日本人のアイデンティティ
(3)様々な人の混血が日本人
 琉球アイヌ、薩摩など

外資系の交渉術 岩城 徹也(こう書房)

タフな商談を必ず勝ち取る 外資系の交渉術 思いどおりの結果を得る6つのメソッド

タフな商談を必ず勝ち取る 外資系の交渉術 思いどおりの結果を得る6つのメソッド

 

1.Win-WinからOne Teamへ
(1)One Teamにはギブ&テイクや誰かのためという考えはない
(2)1対1でなく、少なくとも3人以上のプレーヤー(自分、客、会社)で考える
(3)For(〜のため)からWith、Together

2.交渉クロージング(交渉成立を最後に確認する行為)のハードルを徐々に下げるテクニック
(1)4つの質問(SPIN)
 ①状況質問(Situation Questions)(例:従業員数は何名?)
 ②問題質問(Problem Questions)(例:現在、〇〇の故障はありますか?)
 →②までは相手(顧客)に話してもらう(傾聴)
 ③示唆質問(Implication Questions)(例:②がYesなら、こんな問題が大変では?)
 →②の問題のうち速やかに解決すべき問題(issue)が出た瞬間が、こちらから③の質問(提案)をするチャンス
  (issueが出てくるまではずっと傾聴し、こちらから提案してはいけない)
 →無駄な時間/労力/費用、責任/信用問題に関し、現状/理想/最悪ケースを仮定して質問
 (もし○○なら、こうなりませんか?)
 ④解決質問(Need pay of Questions)(例:③が深刻にYesなら、こんな解決が必要では?)
 →解決方法(=利益)に納得してもらえれば、相手から自然に「買いたい」意思表示の言葉が出てくる
 (例:いつからこのサービスは使えますか?)
(2)3つの提案(FAB)
 ①特徴(Feature)(例:商品、サービス内容を述べる)
 ②利点(Advantage)(例:①により他社よりよくなる点を強調)
 ③利益(Benefit)(例:②により得られる具体的な利益を強調)
 →提案は利益に直結した説明でないと意味がない

3.値上げ交渉のテクニック(Winning Prize)
(1)価格以外のものに関心を移し、価格交渉を成立させる
(2)目的を強調する
 ①長期的な投資である
 ②将来(ビジョン)を見据えた計画にマッチしている
 ③客先の特別サービスをしているからこそ生まれた価格となっている

4.説得のテクニック
(1)数字、事実、論理で説得する
(2)結局は事前準備(下調べ)しておく事(当たり前の作業)

5.顧客ですらわかっていないビジョンを引き出すテクニック
(1)オープンな質問をする(例:あなたの業務、会社の理想の形は?)
(2)過去、現在から未来を意識した質問をする(例:過去はどうでした?今こうなら今後どうしたいですか?)
(3)相手が答えるのは時間がかかる(沈黙しても待つこと)
(4)バックトラック(相手が発した言葉をそのままオウム返し)
 →言葉の内容を理解できなくとも、オウム返しすることでまずは感情共有すること

6.値下げ要求(とにかく料金を見せてくれ)に対するテクニック(サイドステッピング)
(1)今は一般的な料金表しかないため、参考になりませんと断る
(2)提供できる最適なサービスを調整した上で、マッチした料金を提案する
  →現在の状況と課題を教えてくださいと質問で切り返す

7.提案の話し方
(1)話は3つだけに絞る(結論は最後の1つ)
 ①相手の現状と課題を示す
 ②課題解決した理想の状態を示す
 ③課題解決策を示す(結論)
(2)利益→料金→利益の順で料金提示する
 料金は必ず利益とセットで説明する
(例:この費用によって○○作業が半減し、エンドユーザに○○する時便利になります)