Smily Books Blog

「すまいりブックレビュー」から引っ越しました。

「すまいりブックレビュー」(2013年まではこちら)

USJを劇的に変えたたった1つの考え方 森岡 毅(角川書店)

 

1.日本のマーケティング
(1)マーケティング自由主義経済のアメリカで生まれた実践学
 企業が生き残るための知恵を体系立てたもの
(2)日本の当局規制と終身雇用にマーケティングはなじまなかった
 ①政府や役人規制ありきの市場のため、過度な競争を避け、既得権を互いに確保するだけ(マーケティング不要)だった
 ②日本にいなかったマーケターは中途採用するしかなく、それが終身雇用の組織になじまなかった
(3)ハイテク業界ほどマーケティングしなかった
 ①「良い製品を作れば売れる」と信じていた日本の製造業自体、マーケティング力が必要とならなかった
 ②ローテク業界(例:ミネラルウォーター、シャンプー)は技術以外の商品差別化が必要なため、マーケティングは必須
(4)精神主義重視の戦略(合理性が足りない)
 ①英語ではMind(理性)とHeart(感情)は明確に区別されているが、日本は「心」で一体化されてしまっている
 ②情緒的な意思決定をしがち(周囲への配慮、属人的な繋がりを意識した全体の和を重視)

(5)弱点克服重視の人事
 ①自分の素質からくる弱みは変えようのない弱点(上司からどれだけ指摘されても克服するのは無駄)
 ②ただし、弱点克服により自分の強みをより強化できるのであれば、チャレンジすべき
  →克服できる可能性が高い弱点(強みをテコにして弱点克服)

2.マーケティングの本質
 商品を売るのは営業、売れるようにするのがマーケティング

3.戦略
(1)目的を達成するために資源(リソース)を配分する「選択」(What:何を選んで何を捨てるか)のこと
 (例:カレーすき焼きを作るのでなく、カレーかすき焼きどちらかを作ること)
(2)経営資源(リソース)
 ①カネ、ヒト、モノ(設備など)、情報(市場、消費者情報など)、時間、知的財産(ブランドなど)
 ②資源は増減する
 (例1:社内で有効に使えるお金があるのに、使用する意思決定できないと持ち腐れ)
 (例2:ユニークな長所を持つ部下がいても、上司が活用しなければ持ち腐れ)
(3)選択と集中
 ①A軍100人にB軍80人が5部隊ずつ分かれて勝つ方法
  →普通だと全部隊20人対16人となり全てA軍の勝ち
  →B軍が勝つには、30人、25人、25人の3部隊に分け、残り2部隊は0人(完全放棄)とする
  →A軍が20人編成のままなら、20人対30人、20人対25人、20人対25人で5部隊中3部隊でB軍が勝てる
 ②勝てるライン(Sufficient line)の見極めが重要(①の例だと20人超が勝てるライン)
 ③仕事が10個あったら全て100点を取ろうとしない(全て100点取ろうとした結果、全て60点となるのは最悪)
  →一番重要な仕事で100点を取り、次点の2つの仕事で80点取れれば、残りの重要でない7つをやらなくても命取りにはならない
(4)目的、戦略と戦術
 ①戦略の実行プラン(Howが戦術)
 ②大組織だと全社の戦術に落とし込んだものが部門の目的、部門で決めた戦術がチームの目的とカスケードダウンしていく
(5)戦略と戦術の関係
 ビジネスの結果は①良い戦略で良い戦術(最善)②良い戦略で悪い戦術(次善)③悪い戦略で悪い戦術(マシ)④悪い戦略で良い戦術(最悪)の順番
 →戦略(方向性、選択)を間違えて良い戦術で資源を多く使うのが、傷口がより大きく広がってしまい最悪
(6)4Sチェック
 ①選択的かどうか(Selective)
  やることとやらないことを明確に区別できているかどうか
 ②十分かどうか(Sufficient)
  資源が十分あるかどうか(十分でないのなら、もっと選択的=絞り込みが必要ということ)
 ③継続可能かどうか(Sustainable)
  立てた戦略が中長期に維持継続できるかどうか(他社がすぐ追随可能、自社資源がすぐ枯渇するのはNG)
  →相手が追随しづらい(例:追随すると相手自身の強みを消してしまう)戦略がよい
 ④整合性はあるかどうか(Synchronized)
  自社の特徴(強み/弱み、経営資源など)を有効活用できているか
  →4S全て合格点は難しい(なんとか3つが及第点、ただし1つだけでも突出していると良い)
  →自分の強みが相手の弱みにハマるのが美しい戦略

4.マーケティングフレームワーク
(1)目的の設定
 実現可能性(ギリギリ届く高さを狙う)
 →簡単過ぎ、難しすぎはどちらも誰も努力しない
(2)WHO(誰に売るのか決める)
 ①戦略ターゲット
  必ず予算を投下するターゲット(的の大きさ、範囲)のこと(ここから外れたら予算は0円ということ)
  →大きなくくりのため、中長期的に固定する(コロコロ変えない)
  →小さくなり過ぎないこと(100%達成しても予算未達ではNG)
 ②コアターゲット
  戦略ターゲットの中で、予算を集中投下するターゲット
(3)コアターゲットの見つけ方
 ①ペネトレーション
  ターゲット内でまだ浸透していないグループがないか
 ②ロイヤルティ
  既存ユーザーの中でもっと消費を伸ばせないかどうか
 ③コンサンプション
  既存ユーザがもっと消費量を伸ばせないかどうか
 ④システム
  既存ユーザがもっと商品の種類を増やせないかどうか
 ⑤パーチェス・サイクル
  既存ユーザの購入頻度を上げられないかどうか  
 ⑥ブランド・スイッチ
  競合利用ユーザからスイッチする可能性はないかどうか
(4)WHAT(何を売るのか決める)
 ①例:USJはアトラクションを売っているのではなく、消費者が求めるワクワクする感情(WHAT)を与えている
  →アトラクションの装置はWHATでなくHOW
 ②消費者がそのブランドから求める根源的な価値であるため、通常コンフィデンシャル(非公開情報)
  →消費者にインタビュー、アンケートしても出てこない
(5)HOW(どうやって売るのか決める)
 ①WHATをWHOに届けるための仕掛け(戦術:Execution)のこと
 ②マーケティング・ミックス(4P)も全てHOW
  ・Product(製品をどう決めてどう作るのか)
  ・Price(価格をどう設定するのか)
  ・Place(販売方法をどう決めるのか)
   →自社商品が消費者に届くまでの流通経路の設計 
  ・Promotion(自社商品をどう伝えるのか)

自分を超える法 ピーター・セージ(ダイヤモンド社)

【図解】自分を超える法

【図解】自分を超える法

 

1.重要感と愛
(1)重要感(自分はユニークで特別だと感じること)と愛(人とのつながりを求めること)は共存しにくい
(2)重要感を求め過ぎると自己が他人の分離した存在となっていき、孤独になり、誰からも愛されなくなる

2.教育
 エデューコ(ラテン語で「内側から引き出す」の意)

小休止のすすめ ヒロミ・藤田 晋(SB新書)

1.人間は2つのことは同時に考えられない
 モヤっとしたら、運動してみる(少なくとも運動してる間は悩み事は考えなくなるため)

2.チームの作り方(林の育て方と同じ)
(1)大きな巨木が1本あると、その周りには林が育たなくなる
(2)巨木に生い茂った葉が光を遮り、他の周りの木が育たなくなってしまう
(3)巨木は切った方が林は広く育っていく

医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本 中野ジェームズ修一 (日経BP社)

医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本

医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本

 

1.メタボ対策
(1)1日30分の運動(10分の運動を1日の間3回に分けてもよい)
 20分以上行わないと脂肪燃焼しないというのは間違い
(2)週末2日それぞれ90分(計180分)の運動でもよい
 1日30分の運動を6日分行ったのと同じ効果あり
(3)EPOC(運動後過剰酸素消費量)
 運動後でも2〜4時間は消費カロリーが上がっている
(4)10分でもいいので「ややきつい」と感じる有酸素運動を行うのがポイント
(5)汗をかいても脂肪は燃焼しない(例:サウナ)
 体温が2度以上高くなると脂肪燃焼しなくなる

2.基礎体力向上
(1)1ヶ月かけて5km休まずに走り切ることを目標にする
 ①最初の1週間は10分ウォーキング(ややきついと感じる速度、後ろ足で地面を蹴る時を意識して)
 ②2週目から少しずつランニングを混ぜて10分(走っては歩き、走っては歩き)
 ③3週目から少しずつ走る時間を伸ばしていく(15分→20分→)(疲れたら休んでもOK)
(2)2〜3ヶ月かけて10km休まずに走り切れれば体力、体脂肪率も低下
(3)走るのがきつい人は階段で下半身の筋肉量を増やすのが効率的

3.食べ過ぎの勘違い
(1)炭水化物(例:ラーメン)を食べると食べ過ぎと感じやすい
(2)炭水化物1gに水が3g吸着するため、炭水化物の食べ過ぎで体重が増えるのは水太り

4.「きつい」運動の評価(心拍数での測定値)
(1)RPE(主観的運動強度:Ratings of perceived exertion)
 ①レベル7(Very very light)非常に楽
 ②レベル9(Very light)かなり楽
 ③レベル11(Fairly light)楽
 ④レベル13(Somewhat hard)ややきつい
 ⑤レベル15(Hard)きつい
 ⑥レベル17(Very hard)かなりきつい
 ⑦レベル19(Very very hard)非常にきつい
(2)RPE×10が心拍数の目安(例:レベル17の運動をすると心拍数が毎分170)
 →「ややきつい」(心拍数毎分130)かどうか調べるには、心拍数を10秒測って22回超えるかどうかで確認
(3)カルボーネン
 目標心拍数(運動中維持する心拍数)=最大心拍数の6〜8割

5.ウォーキング後のクールダウン
 ①ウォーキング自体がウォーミングアップのため、ウォーキング前の準備運動は不要
 ②ウォーキング後のクールダウンに静的ストレッチは有効

6.食事は1日14品目
(1)1日30品目も食べてしまうとカロリーオーバーになりがち
(2)穀類(ご飯、パン)以外の13品目を一日3回の食事でダブらないようにする
 豆、魚、肉、乳製品、卵、果物、海藻、きのこ、芋、緑黄色野菜、淡色野菜、油脂、嗜好品

日本進化論 落合 陽一(SB新書)

日本進化論 (SB新書)

日本進化論 (SB新書)

 

1.教育
(1)MOOC(マッシブ・オープン・オンライン・コース)
 ①Coursera(スタンフォード大学
 ②edX(マサチューセッツ工科大学ハーバード大学
 →両サービスへの登録者数は全世界で3000万人以上
(2)オンラインサロン
 ①DMMオンラインサロン
 ②CAMPFIREファンクラブ
(3)先生のオープン化が必要
 先生自体が閉鎖的(学校しか知らず企業勤務経験なし)のため、一般的な社会人リテラシーを教えられない

2.スポーツ
(1)WHOが定めた健康の定義
 肉体的・精神的・社会的にWell-beingな状態
(2)エクササイズ
 身体を動かして健康体を目指す活動のこと(スポーツとは異なる)
(3)日本の社会保障
 ①GHQのクロフォード・F・サムスが基礎作成
 ②サムスが作った憲法25条第二項(国が社会保障を行う)は日本独自の条文
 ③現在まで続く給食、保健所制度導入により、GHQ統治の6年で日本人平均寿命が10年延びた