「また会いたい」と思わせる気づかい 立川 談慶(WAVE出版)
1.気づかいに効率を求めてはいけない
他人を動かして楽をせず、自力でなんとかする問題解決能力が必要
2.メタ認知
自分の行動が相手にどう思われるか事前察知した上で行動する
3.視覚情報を過信しない
(1)「百聞は一見に如かず」というが、視覚情報は影響力が強すぎて騙されやすいとも言える
(2)得られた情報は鵜呑みにせず、自分の思考で付加価値を施すこと
4.積の法則
(1)1以下(人並み以下)の事をいくらやっても(掛け合わせても)、どんどん小さくなってしまう
(2)1%でもよいので人並み以上の事をやり続けると、1年で約38倍になる(1.01×1.01を1年続ける)
5.気づかいの習慣
(1)習慣化までの手順
①気づかいの相手を見える化(何を求めているか分析)
②言語化(マニュアル化する)
③習慣化(数値化目標を作り、回数をこなす)
(2)習慣化のデメリット
続けることだけが目的化してしまうと、結果が出ない努力を続けるだけとなる
落語に学ぶ粗忽者の思考 立川 談慶(WAVE出版)
1.人との関わり方
(1)自信満々な人(雄弁に話す人)は信用できない
①きめ細やかさ、誠実さのある人は慎重に言葉を選んでいるはず
②自信満々な人はたいていどこか勘違いしている人が多い
(2)嫌い、許せない人がいてもそのままにしておく(許す必要はない)
多様性(世の中にはいろんな人がいる)を認めるだけでよい
2.自分の許し方
(1)自信がなくて当たり前と思うこと
誰でも最初は自信のない状態から始めている
(2)らしく、ぶらず
①自分らしくすること
②自分以外の無理をして〜ぶらないこと
(3)教養とは
①一人で心ゆくまで楽しめるもの
②友達がいないといけないという強迫観念は不要
3.仕事の考え方
(1)自分と相手の間のちょうどいい点を見つける
双方対立している時は、双方の真ん中にちょうどいい点(正しいこと)がある
4.ひとりの過ごし方
(1)自分自身の強みや弱みを棚卸しする
①ひとりでいる時にこそ自己分析して、自分を見つめ直してみること
②メタ認知力(自分がどう行動したら相手はどう感じるかを事前察知する力)も高まる
③弱みを見つめ直すのは辛いが、その裏返しの強みも見えてくる
(2)自分をほめる
(例え失敗した時でも)「大丈夫、お前はよくやっている」とほめること
(3)ひとりで笑う
顔の筋肉を笑顔にすると、脳の誤作動が起きて、脳が楽しいと感じてくれる
5.生き方の哲学
(1)ご縁に恵まれるために
①どんなときも「起こったこと」を受け入れること
②自分の力ではどうしようもない大きな力を信じて、今できることに尽力すること
(2)コミュニケーションの「間」を意識する
①話のスピードが速くなり過ぎない
自分に自信がない、相手を信頼していないとスピードが速くなりがち
②間を差し挟む余裕すらない調子で話さない
相手の注意、関心を引きつけるためにも一瞬黙る、間をためること
(3)鋭い人より鈍感な人が信頼される
①鋭い人は組織では重宝がられるが、抜け目がないと思わるため、深い信頼関係が築けない
②鈍感な人は役に立たないようでいて、組織全体の潤滑油、中和剤的な能力がある(極端な意見を正常化できる)
③鈍感な人は生真面目な分、深い信頼関係が築きやすい
「めんどうくさい人」の接し方、かわし方 立川 談慶(PHP研究所)
1.文明
(1)世の中にある「めんどうくさいもの」を常に排除し続けているのが文明
(2)文明(他人の手で不快感を解消)に反逆するのが文化(自力で解決する)(例:年賀状、礼状を手書き)
2.「めんどうくさい人」への対応力
(1)鏡の法則
相手が嫌な人(めんどうくさい人)だと思ったら、その時は自分が嫌な人になっていると思うこと
(2)スキを見せる
相手に花を持たせるぐらいの了見がよい(相手を信じる、大切にするというエチケットと言える)
3.「折れないメンタル」の育て方
(1)背負い込まず、巻き込むこと
①一人で考え込むのでなく、周りに相談(おしゃべり)する
②誰かに聞いてもらえるだけで、リスク分散できる
(2)本業以外でも自信のあるものを磨いておく
(3)日頃から「めんどうくさいこと」慣れしておく(例:ウエイトトレーニング)
(4)うつ病の語源
「うつむく」(諸説あり)とマイナス思考になりやすい
家の買い方 街の選び方 牧野 知弘(祥伝社新書)
1.首都圏大量相続
(1)2020年の首都圏の後期高齢者(75歳以上)人口は約480万人
今後の四半世紀において約480万人減少するという事(年間平均20万人が減少)
(2)多くの高齢者が亡くなる=多くの相続が発生するという事
都区部や郊外でも比較的良い立地の不動産が大量に相続対象となる
2.中古マンション
2016年に新築より中古の成約件数が多くなった
3.戸建住宅の選び方
(1)郊外戸建て
①中古でもコロナ禍以降、売れている
②東京都は2021年以降、人口が減少している(東京脱出した人が郊外に家探ししている)
(2)都心賃貸戸建て
相続が発生した家を賃貸で運用するケースが増えるため
4.ブランド立地(全て高台)
(1)港区(赤坂、青山、麻布、六本木、白金)
(2)渋谷区(松濤、広尾)
(3)目黒区(青葉台)
(4)品川区(御殿山、池田山)
(5)大田区(山王、田園調布)
5.住む場所(街を選ぶ)
(1)東京都心は家余りが進む
世田谷区、杉並区、練馬区、大田区の生産緑地制度期限終了
(2)千代田区(番町、麹町、富士見(飯田橋駅の千代田区側))
(3)文京区(有楽町線の護国寺と丸ノ内線の茗荷谷エリア、本駒込、千駄木)
(4)中央区(明石町)
勉強の価値 森 博嗣(幻冬舎新書)
1.仕事
(1)やる気が出ない時こそ、簡単で小さな行動でやる気のきっかけを作る
2.習慣
(1)自己効力感を持つこと
①「自分はできるんじゃないか」と思える感覚の事
②自分のことを自分でコントロールできていると思える感覚
→これがないと自身を失い、何事も消極的になってしまう
(2)(年末だけ)大掃除しない
①日頃から掃除、片付けをしておくこと
②本当に必要なものだけ使う(身につける)こと
→なくしたらもう一度買い直したいと思えるものかどうか?
③所有でなく楽しむことで豊かさが決まる
3.自己啓発
(1)StudyでなくLearn
(2)Studyだと知識のインプットしかできていない
(3)Learnは知識をアウトプットしてスキルに変えること
4.人生
(1)自分と戦わない
①誘惑物と戦う(自制心を働かせる)事自体、目標達成率が下がる
例:「ダイエットのためケーキを食べない」と選択する行為自体がモチベーション低下させてしまう
②誘惑物自体を避ける、なくす環境に身を置くとよい
例:「スイーツのあるコンビニに寄らない、入店してもスイーツコーナーに寄らない」
(2)夢や目標を無理やり持たない
①本気になった(=必要となった)時初めて、本当の目標が立てられる
②なんとなく目標を立てた(例:元旦だから目標を立てた)からといって、本気になれるわけではない(順序が逆)
③夢や目標が持てないのは、まだその時期が来てないだけ
→行動しているうちに、人との出会いの中で目標が見つかる(人が夢を運んでくる)