「会社がしんどい」をなくす本 奥田 弘美(日経BP)
1.成果主義の弊害
(1)成果ストレス
①IT化により以前より作業効率化され、24時間全ての仕事(作業)に成果を求められるため、ストレスが増大
②2019年の働き方改革により長時間労働は是正されたが、成果ストレスは軽減されていない
(2)成果ストレス対処法
①短期スパンで見ない(今、成果が出ていなくても、与えられた仕事に取り組めていればよしとする)
②他の人と比べない
③(他の人の)仕事を抱え込まない
2.リモートワークの弊害
(1)帰宅途中の寄り道、買い物等で気分転換ができない
(2)一人家で閉じ込もって仕事をしていても、気分が落ち込みやる気が出ない
(3)わからないことがあっても誰もいないため、すぐに人に聞けない
→ついつい独力で解決しようとして無駄な時間がかかってしまう
(4)運動不足となる(通常出社、電車通勤で5000歩程度歩いていたのがなくなる)
(5)上司が行き過ぎた(監視)リモート管理となる
①サボってるかどうかわからないから、Webカメラ常時オンを強制
②チャット、電話にすぐ返事がない場合、離席とみなす
③オンライン飲み会を強要参加させる
3.LOH症候群(男性更年期障害)
(1)テストステロン低下が原因
4.世代分類(オルテガ)
(1)児童世代(0〜15歳)
(2)青年世代(15〜30歳):春(若葉)
(3)成人世代(30〜45歳):夏(開花)
(4)壮年世代(45〜60歳):秋(実り)
(5)老年世代(60歳以上) :冬(一つの終わりから再生)
5.食事
(1)赤、黄、緑を1:1:1で食べる
(2)赤:タンパク質(片手のひらサイズ)、乳製品(牛乳、ヨーグルト)
(3)黄:炭水化物(ご飯ならこぶし一つ分)、油(バター、サラダ油)
①油っこいもの(ハンバーグ、トンカツ)がおかずにある場合、ご飯は少なめにする
②麺類を食べる時は、具にタンパク質(卵、肉、魚)を選ぶ
(4)緑:野菜(生なら両手のひら一杯)、果物
どうしても夜食する場合、午後7時頃に黄(炭水化物)、夜食は赤(タンパク質)と緑(野菜)の分割食べにする
6.3R
(1)Rest:休息と睡眠
(2)Relaxation:くつろぎ
家族との会話、軽いストレッチ、マッサージ等
(3)Recreation:気晴らし
スポーツ、ショッピング、旅行等
→3つのRは(1)(2)(3)の順で行うこと
→まず十分休んでから、くつろぎ、さらに余力があれば気晴らしを行う
(4)平日はRestをできる限り確保
(5)土日で余力あればRelaxationあるいはRecreationまで計画