年金だけでも暮らせます 荻原 博子(PHP新書)
1.投資のリスク
(1)分散投資
商品が多くなるほど、手数料が増える、複雑化し判断不能となる
(2)長期投資
今後長期投資できるような企業自体成立しない(例:東京電力、東芝)
(3)積立投資
一度始めると、払い出しできない
2.介護費
(1)1人平均3千万と見込まれているが、実際は1人平均550万しかかからない
①2000.4.1からの介護保険制度運用のおかげ
②よいケアマネを選ぶことが重要
3.金融環境
(1)アベノミクスで企業は150兆円以上、内部留保が増加(=企業は銀行から借金しない)
(2)個人も借金しない(=借金できるほど収入が増えていない)
(3)2016年2月「マイナス金利政策」発動後も、銀行は国への預金額を増やし続けている
→わざわざ手数料を払って銀行が国に皆さんのお金を預けている
4.簡易生命表(厚労省2017年)
(1)生まれた10万人のうち、どれだけ生き残っているか(男性の場合)
①30〜60歳までは、ほとんど生き残る(30歳:9万9025人→60歳:9万3030人)
②70歳:8万3657人、80歳:6万3517人、90歳:2万5858人
③10万人のうち、5万人を切るのは85歳(4万6479人)
→男性の2人に1人は84歳まで生きるということ
④80歳過ぎると急激に死亡率が上がるため、平均寿命としては81.09歳
(2)女性の場合
①10万人のうち、5万人を切るのは91歳(4万5412人)
→女性の2人に1人は90歳まで生きるということ
②80歳過ぎると急激に死亡率が上がるため、平均寿命としては87.26歳