あなたの知らないあなたの強み 古野 俊幸(日経BP)
1.FFS理論
(1)凝縮性
①決断力、固めていく力(コレはこうだ!と常に価値を高めている)、指導推進力あり
②こだわりが強い、独善的、支配的、排他的
③正しいか正しくないかの価値判断
④正義、権威(を重んじる)
(2)受容性
①柔軟、世話好き
②抱え込み過ぎてオーバーキャパ、逃避的
③良いか悪いかの価値判断
(3)弁別性
①合理的、具体的、現実的、データ重視
②(何でも)白黒つけてしまう、ドライ
③適合しているかどうかの価値判断
(4)拡散性
①挑戦、衝動、自由、外交的
②飽きっぽい、快不快や興味の有無に依存
③好きか嫌いかの価値判断
(5)保全性
①維持、安全第一、長期的、計画的
②従属的
③好きか嫌いかの価値判断
2.自己、他者理解
(1)保全性の高い人
①情報を集めて体系化する事が得意
→自分の専門領域で情報を徹底的に集め、自分の勝ちパターン(ゴールまでの見通し)ができると自信がつく
→できたことが好きなことになる傾向がある
→最小公倍数(全てを網羅した全体)を求める
②安全志向が強いが、自己成長のためにはメンバ間で切磋琢磨する意識も必要
→リスクは生理的に嫌いだが、好き嫌いの情動が判断軸ともなっている
(2)受容性の高い人
①誰かのために自分の使命を考えることができる
②柔軟で寛容なため、決定・判断力に乏しい
→とことん議論したうえでの多数決なら室の高い意思決定だと割り切ること
(3)拡散性の高い人
①面白いと思える体験から学ぶのが得意
→インプット、アウトプットがつまらない場合でも、プロセスが面白ければ興味を示す
②準備することなく体験を繰り返しながら、一つの概念に到達する
→最大公約数(複数の円が重なる中央部分)を求める
(4)凝縮性の高い人
①誰に対しても私心なく、真摯に向き合っている
②自分自身や組織よりもある意味、公平(正義)であろうとしている
→自分のルールを持っている(誤解されることが多いため、その背景、想いは他者に説明が必要)
(5)弁明性の高い人
①来る者拒まず、去る者は追わず
②他者から冷たいと思われがち
→定量的、客観的に信頼できると判断した人とのみ、わきまえて付き合おうとしているだけ