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あやうく一生懸命生きるところだった ハ・ワン(ダイヤモンド社)

あやうく一生懸命生きるところだった

あやうく一生懸命生きるところだった

  • 作者:ハ・ワン
  • 発売日: 2020/01/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

1.努力しても必ず報われるわけではない(by村上春樹風の歌を聴け」)

2.”やる気”は自分のために使う(他人や会社のために使ってはいけない)
 ”やる気”は頻繁に生まれるものでもなく、永久に続くものでもない

3.年相応という人生マニュアルは捨てよう
(1)「そろそろ(年相応に)結婚したら?」
(2)「(いい年なのに)まだ持ち家、車がないの?」
(3)「(いい年なのに)まだフリーランスなの?正社員にならないの?」

4.ストップロス(損切り)できない理由
(1)「コンコルド効果」
(2)これまで費やしてきたコストが大きい程、手は引けなくなる
(3)忍耐や努力する技術だけでなく、あきらめる(無駄で非効率な執着を捨てる=失敗を認める勇気)技術も必要

5.人生の向き合い方
(1)深刻になるな
(2)毎回、真摯に向き合わなくて良い
(3)答えを探すな

6.時間の使い方
(1)必ず何かをしてこそ意味があるわけではない
(2)時には、何もしない時間こそ大きな意味がある時もある

7.YOLO(You Only Live Once):人生は一度きり

8.自尊感(self-esteem、自尊感情、自己肯定感)
(1)自尊感が低い人は自分を過大評価し過ぎている
 自分の理想と現実のギャップが大きい程、悩みも大きくなってしまう
(2)動物は理想も幻想もなく、毎日を生きている
 現実の自分に悩んで自殺するのは人間だけ
(3)現実(ありのまま)の自分をそのまま認め、愛すること(=自尊感の本質)
 ①自分はまぁこのくらいの人間だと認めてあげること
 ②ダメな(理想と違う完璧でない)自分を認めると、小さな事にも感謝でき、幸せを感じることができる
 →頃合いのよい自尊感で生活することができる(無理やり自尊感を高めようとしないこと)

9.何かを失ったときこそ、何かを得ていることを噛み締めよう
(1)失ったものが大きい程、その時何かを得ていることに気づかない
(2)何かを得ようとすればするほど、失っているものがあることを意味する

10.人生に(過度に)期待しない
 期待という幸せの基準を決めなければ、毎日生きているだけでラッキーの連続になるかもしれない

11.人生は結果を得るためだけでなく、過程を楽しむもの
 ”一生懸命”という言葉には嫌いなことを我慢してやり抜く意味がある(=我慢の人生)