自分を最高値で売る方法 小林 正弥(クロスメディア・パブリッシング)
1.会社員の悩み
(1)自分が付加価値を出しても、月給以上はもらえない
(2)副業ができない(=収入先が一つしかない)
(3)朝から晩まで拘束される
2.士業、ドクターなど専門職の悩み
(1)相場が決まっていて、値段を上げられない
(2)顧客を増やすと時間がなくなる、自分の代行に人を増やしても育成に時間がかかる
(3)同じ資格を持っている人同士で、永遠の価格競争となる
3.フリーランスの悩み
(1)自由といっても結局、24時間自宅かカフェで働いているだけ
(2)クラウドソーシングの仕事は単価が安い
(3)病気になると収入が止まる
年金だけでも暮らせます 荻原 博子(PHP新書)
1.投資のリスク
(1)分散投資
商品が多くなるほど、手数料が増える、複雑化し判断不能となる
(2)長期投資
今後長期投資できるような企業自体成立しない(例:東京電力、東芝)
(3)積立投資
一度始めると、払い出しできない
2.介護費
(1)1人平均3千万と見込まれているが、実際は1人平均550万しかかからない
①2000.4.1からの介護保険制度運用のおかげ
②よいケアマネを選ぶことが重要
3.金融環境
(1)アベノミクスで企業は150兆円以上、内部留保が増加(=企業は銀行から借金しない)
(2)個人も借金しない(=借金できるほど収入が増えていない)
(3)2016年2月「マイナス金利政策」発動後も、銀行は国への預金額を増やし続けている
→わざわざ手数料を払って銀行が国に皆さんのお金を預けている
4.簡易生命表(厚労省2017年)
(1)生まれた10万人のうち、どれだけ生き残っているか(男性の場合)
①30〜60歳までは、ほとんど生き残る(30歳:9万9025人→60歳:9万3030人)
②70歳:8万3657人、80歳:6万3517人、90歳:2万5858人
③10万人のうち、5万人を切るのは85歳(4万6479人)
→男性の2人に1人は84歳まで生きるということ
④80歳過ぎると急激に死亡率が上がるため、平均寿命としては81.09歳
(2)女性の場合
①10万人のうち、5万人を切るのは91歳(4万5412人)
→女性の2人に1人は90歳まで生きるということ
②80歳過ぎると急激に死亡率が上がるため、平均寿命としては87.26歳
これからを生きるための無敵のお金の話 ひろゆき(興陽館)
1.お金の不安
(1)日本の仕事と犯罪
①誰でもできる仕事をしている人80%が年収100万、
その人しかできない仕事をしている人20%が年収1000万になる見込
②盗難の逮捕率は20%のため、お金持ちを狙った詐欺は今後もっと増えるはず
(2)日本の税金の使い道
①1960〜1970年代までは公共インフラに使われた
②最近20年間のほとんどは老人たちの医療費に消えたと思ってよい
→日本の有権者の平均年齢53歳となっており、高齢者向けの政策しか通らない
(3)金融資産1億円の人
日本に210万人=100人に2人=1クラス25人程度の小学校なら、2クラスに1人(の親)は1億円資産
(4)1億円の貯め方
①年収1千万の人
税引で700万→家賃20万程度等あるとせいぜい1年でも貯金300万→1億貯めるには30年かかる
②年収2千万の人
税引で1200万→せいぜい1年で貯金800万→1億貯めるには10年(20代で貯めれば30代で達成)
→ところがそういう人はマンション購入したりするため、結局50代でようやく1億
③今の日本で会社員、公務員で1億貯めるのは無理
2.ロビイスト
ある組織を儲けさせるために「こういう法案を通したらあなたは得しますよ」と
政治家を説得して(そうさせてしまう)仕事の人
3.フランス人のお金の使い方
(1)フランス人は夏3週間のバカンスのために働いている
キリスト教の価値観自体、労働が尊いと思っていない(労働は罪を償うためにやる行動)
(2)フランスは20歳から働き始め、55歳で引退
55歳から65歳までは貯金で暮らし、65歳から年金暮らし
4.お金の稼ぎ方
(1)教育
①個人の生産性を上げるには教育しかない
②教育は別に大学以外でも学べる(例:和菓子職人、プログラマー)
③プログラマーが1億円ゲットしやすい(およそ1000分の1の確率)
→10万人いるプログラマーのうち100件が億単位の買収成立を想定
(2)自分でも稼げるマーケットを見つける
例:銀座で和菓子職人は相当ハードル高い
→和菓子が全く売っていない商店街で出店すれば、そこそこ稼げる
(3)企業での歯車での働き方
①日本人は歯車の仕事(=個人の価値と連動していない単純作業)でも懸命に働いてしまう(過労死)
②フランスやアメリカでは、働いても評価が変わらないような仕事は徹底的に手を抜く
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1.アイデアと時間管理
(1)「アイデアは種にすぎない。種を1本の木にするのは困難で骨も折れる」(イーロン・マスク)
(2)アイデアを実行するのは時間がかかる(全アイデアを実行して、確認できない)
→どのアイデアをどういうやり方で実行するかの選択方法が重要
2.仕事
(1)ルーティンを大切にする
「物静かな人は自分の仕事をしているだけ」(ジョイス・キャロル・オーツ)
(2)ミーティング
①自分がプレゼンテーションするだけのおしゃべりミーティングになってはいけない
②ミーティングに参加する人にやってもらう事を決める(巻き込む)ミーティングにすること
(3)チームワークの種類
①1+1=3(すばらしい)
②1+1=2(同じタイプの人と仕事するとこうなる。無意味)
③1+1=1(どちらか1人で仕事をしているだけ)
④1+1=0(何も生み出していない、仕事ができていない)
⑤1+1=−1(互いに足を引っ張っている、悲惨)
⑥1+1=1+1(同じ部屋でいっしょに仕事をしているだけ)
→①以外はやらないことリストにアップすること
(4)連携モデル
①同じ仕事を同じ考え方で互いにやっている→退屈なだけ
②同じ仕事を違う考え方で互いにやっている→連携すべき(ただし互いに敬意を払うこと)
③違う仕事だけど同じ考え方でそれぞれやっている→連携すべき
④違う仕事を違う考え方でそれぞれやっている→連携するのは無意味
(5)ブレインストーミングの問題点
①声の大きな人のアイデアが通りやすい
②アイデアを否定しないとは言っても、恥をかきたくないから発言に気を遣う
③集団の中では互いに平凡で無難な発言をしがち
④自由な発言(前提や条件なし)だけしていても、検証が難しく「それ、いいかもね」で終わってしまう
(6)ブレインハッシング
①新しいアイデアが必要なプロジェクトについてだけ、まず話し合う(予備的なアイデア出し)
②①が終わったら、次のミーティング日程を決め、一旦終了
③次のミーティングで互いにアイデアを出し、アイデアの絞り込みや基本原則が選択できたら、次の日程を決めて終了
④ゴールが見えるまで継続
(7)アイデア
①アイデアがあったら簡単なスケッチで、誰かに短いプレゼンテーションしてみる
②「アイデアとはオープンな知識である」(ポール・アーデン)
③話をする前に必ずスケッチをすること
未来年表 人口減少危機論のウソ 高橋 洋一(扶桑社新書)
1.人口と物価
(1)物価とは
販売されている代表的商品1.5万品目の平均価格(取引量別に加重平均)
(2)世界的に見ても人口増減と物価に相関なし(例:人口減少すると物価が上がることはない)
→通貨量と物価は相関あり(通貨を増やすと物価が上がる)
2.人口とGDP
(1)GDPとは
(ざっくり言えば)みんなの平均給与×総人口
(2)日本が予想通り人口減少してもGDP成長率は-0.7%程度で影響ほぼなし
2015年1.27億人→2065年0.88億人と予想
(3)人口と1人あたりGDP成長率に相関なし(人口が減っても1人あたりの生産性が下がることはない)
3.年金と社会保障
(1)GPIF
①国民年金、厚生年金を運用している
②1990年代に125兆円もの積立金があった
→日本以外の先進国では基本的に積立金自体保有していない
③現在も株式で年金運用している(官による財テク)
→実際は民間金融機関に丸投げ運用している
④厚労省の利権の温床であり天下り先となっている
→100兆円資産としても0.2%運用で年間2000億の利益
(2)公的年金(国民年金+厚生年金)設計
ざっくり40年間納めると、20年間かけて年金としてもらえるよう設計
(3)世界の生命保険(収入保険料)
1位アメリカ、2位中国、3位日本だが、中国と日本が人口比10分の1なのに収入保険料はほぼ同じ
→日本人は保険が大好き