2013年以前のブックレビューも随時追加中

これからを生きるための無敵のお金の話 ひろゆき(興陽館)

これからを生きるための無敵の―お金の話

これからを生きるための無敵の―お金の話

 

1.お金の不安
(1)日本の仕事と犯罪
 ①誰でもできる仕事をしている人80%が年収100万、
  その人しかできない仕事をしている人20%が年収1000万になる見込
 ②盗難の逮捕率は20%のため、お金持ちを狙った詐欺は今後もっと増えるはず
(2)日本の税金の使い道
 ①1960〜1970年代までは公共インフラに使われた
 ②最近20年間のほとんどは老人たちの医療費に消えたと思ってよい
 →日本の有権者の平均年齢53歳となっており、高齢者向けの政策しか通らない
(3)金融資産1億円の人
 日本に210万人=100人に2人=1クラス25人程度の小学校なら、2クラスに1人(の親)は1億円資産
(4)1億円の貯め方
 ①年収1千万の人
  税引で700万→家賃20万程度等あるとせいぜい1年でも貯金300万→1億貯めるには30年かかる
 ②年収2千万の人
  税引で1200万→せいぜい1年で貯金800万→1億貯めるには10年(20代で貯めれば30代で達成)
  →ところがそういう人はマンション購入したりするため、結局50代でようやく1億
 ③今の日本で会社員、公務員で1億貯めるのは無理

2.ロビイスト
 ある組織を儲けさせるために「こういう法案を通したらあなたは得しますよ」と
 政治家を説得して(そうさせてしまう)仕事の人

3.フランス人のお金の使い方
(1)フランス人は夏3週間のバカンスのために働いている
 キリスト教の価値観自体、労働が尊いと思っていない(労働は罪を償うためにやる行動)
(2)フランスは20歳から働き始め、55歳で引退
 55歳から65歳までは貯金で暮らし、65歳から年金暮らし

4.お金の稼ぎ方
(1)教育
 ①個人の生産性を上げるには教育しかない
 ②教育は別に大学以外でも学べる(例:和菓子職人、プログラマー
 ③プログラマーが1億円ゲットしやすい(およそ1000分の1の確率)
  →10万人いるプログラマーのうち100件が億単位の買収成立を想定
(2)自分でも稼げるマーケットを見つける
 例:銀座で和菓子職人は相当ハードル高い
 →和菓子が全く売っていない商店街で出店すれば、そこそこ稼げる
(3)企業での歯車での働き方
 ①日本人は歯車の仕事(=個人の価値と連動していない単純作業)でも懸命に働いてしまう(過労死)
 ②フランスやアメリカでは、働いても評価が変わらないような仕事は徹底的に手を抜く