2013年以前のブックレビューも随時追加中

毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方 井ノ上 陽一(サンマーク出版)

 

1.人生は3万円が一日1円ずつ減っていく

 人生80年とすれば3万日のため、財布にある3万円が一日1円ずつ減っていく感覚を持つ

2.ムダ仕事のやめ方
(1)誰にも言わずこっそりやめること(上司に確認しても続けることを選択させられるだけ)
(2)やめた後に誰にも迷惑がかからなければ、本当にムダな仕事だったという事
(3)やめた後に空いた時間を使って得られた成果があり、人に説明できること

3.スタートダッシュ、ラストスパートはあえてしない(マラソン的に考える)
(1)スタートダッシュ(新年度、月曜日、朝一など)してもその後スタミナ切れで、トータルの仕事効率が下がる
(2)ラストスパート(年度末、月末など)で間に合わせるよりも、普段からスケジュール通り質を高めて仕事をすべき
(3)ダッシュすべきタイミングは、スタート、ラスト以外にもある(重要な仕事のタイミングでダッシュはすべき)

4.「どこで」仕事してもよいが、「いつでも」仕事をしてはいけない
 仕事がやれる環境ならどこでやってもよいが、仕事をする時間は決めておくこと(メリハリをつける)

5.スキマ時間よりまとまった時間を作る
(1)質を高めたい仕事は1、2時間の集中できる時間を作って取り組むべき
(2)どうしても生まれるスキマ時間(通勤、移動中など)は使い方を決めておく(例:読書など)

6.ポモドーロテクニック
 25分仕事、5分休憩のサイクルでタスクを進める

7.めんどくさい仕事の対処方法
(1)他人が面倒だが、自分は面倒でない仕事
 他人に貢献できるポイントなので、率先してやる
(2)他人が面倒でないが、自分は面倒な仕事
 他人(自分以外にできる人)に任せる
(3)他人も自分も面倒な仕事
 本来はやめるべき仕事(例:形骸化した報告書、会議)
(4)他人も自分も面倒でない仕事
 理想的(特に対処する必要なし)

日本史の謎は「地形」で解ける 竹村 公太郎(PHP文庫)

 

日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)

日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)

 

1.関ヶ原勝利後、家康がすぐに江戸へ戻った理由

(1)早く利根川の治水工事したかったから
(2)新田開発(新たに土地を作る)できれば、戦国時代のゼロサムゲーム(土地の取り合い)から脱却できる

2.信長が比叡山延暦寺を焼き討ちした理由
 京都から見た鬼門(東北)の方角にある逢坂峠の向こうに比叡山があったから

3.頼朝が鎌倉に幕府を開いた理由
(1)安全(遠浅の海で海から攻められにくい、山側は常緑樹が覆う)
(2)清潔(その頃の京都周辺はスラム化し疫病蔓延、鎌倉は清潔な利水)

4.元寇が失敗した理由
 日本の陸地が沖積平野(泥)で、モンゴルの騎馬軍団が進めなかった

5.半蔵門江戸城の正門
(1)五街道(東海、中山、奥州、日光、甲州)のうち、甲州街道だけが半蔵門から江戸城に直結していた
(2)新宿通りは尾根道で安全
(3)服部半蔵は家康の命の恩人のため、名前が残った

6.徳川家が吉良家を抹殺した理由
(1)1300年代から300年間、矢作川の優位者(利水、治水の優先権)が吉良家、劣位者が徳川家だった
(2)征夷大将軍世襲するため、家康以降100年間も朝廷との仲介役に吉良家が必要だった

7.吉原が日本橋付近から浅草へ移した理由
 荒川の治水のため作った日本堤のソフトインフラ戦略だった

8.江戸時代まで日本の運輸上最も重要なのは船(水上交通)

9.京都が都になった理由
(1)日本海(大陸文明の玄関)から太平洋(雪が少なく生活しやすい)を短く繋いでいる濃尾(岐阜)に近い
(2)日本海から太平洋を繋ぐ途中にある琵琶湖は、濃尾でなく西に向かって下っており、船で移動すると京都にたどり着く

上昇思考 長友 佑都(角川書店)

 

上昇思考幸せを感じるために大切なこと

上昇思考幸せを感じるために大切なこと

 

1.一日10分間、自分と向き合う時間を作る

 いいときのイメージと悪いときのイメージを作ってみる

2.努力の質
 努力は裏切らないが、量だけでなく質を高める方がよい

3.やわらかい心
(1)折れない心を強く意識し過ぎると心が疲れてしまう
(2)心をやわらかくして、何でも素直に吸収できる心を意識する

4.悩むの意味
な・やむ(無・病む)と読めば、無意識に心が病んでいる状態の意味

5.勇気を持つ
(1)やみくもに攻撃的になるのは勇気でない
(2)守備的でも勇気のある行動はある

6.才能を作る
 才能は授かるものでなく、自分で作るもの

7.強くなる方法
 自分の弱さ、欠点をよく把握しておくこと

人生が変わる!賢いお金の使い方 逢坂 ユリ(ソフトバンク文庫)

 

人生が変わる! 賢いお金の使い方 (SB文庫)

人生が変わる! 賢いお金の使い方 (SB文庫)

 

1.夢を実現するカキクケコ

(1)カ(紙に書く)
(2)キ(希望)
(3)ク(口に出す)
(4)ケ(継続)
(5)コ(行動)

2.若々しくいるためのカキクケコ
(1)カ(感動)
(2)キ(興味)
(3)ク(工夫)
(4)ケ(健康)
(5)コ(恋)

3.アカデミック・スマートとストリート・スマート
(1)アカデミック・スマートは学校で成績がいい(だけの)人
(2)ストリート・スマートは現場対応力、日常生活で賢い人

最速の仕事術はプログラマーが知っている(Programmer's SPEED HACKS) 清水 亮(クロスメディア・パブリッシング)

 

最速の仕事術はプログラマーが知っている

最速の仕事術はプログラマーが知っている

 

1.デメテルの法則

(1)コミュニケーションは最適な量がある(コミュニケーションを密に取ればよいというものではない)
(2)システム内の情報は膨大であるため、サブシステム間や外部とのインターフェースは意図的に限定する
(3)あるプログラムを使うために必要な情報は極力減らして公開する
(4)プログラマーと同じだけの膨大な情報を利用者が知るのは情報過多

2.プログラム
(1)ギリシャ語で公文書の意味
(2)自分のいないところで自分以外の存在を思い通りに動かすこと

3.プログラマー
(1)プログラミングは行うが、コンピュート(計算)は行わない
(2)プログラマーは現場で動くような仕事(コンピュート)をしてはいけない
(3)プログラマーの業務の大半はトラブルシューティング

4.投機的実行
(1)確率の高い予測ができないのなら、あらかじめ全ての仮説を先に計算してしまう
(2)正解した予測以外を捨てる事になっても、全体のスピードは効率化できる
(3)積極的に捨て駒を作る事でコストは増大するが、それ以上の利益が見込めるなら有効な手段となる

5.フレームワーク型人材とライブラリ型人材
(1)フレームワーク
 ①全体の仕組みが決まっていて、最低限の仕事をこなす
 ②プログラマーフレームワークに合わせてあげないといけない(フレームワークが主に対し、プログラマーが従)
(2)ライブラリ型
 ①特定の目的に対し専門的な機能を提供する
 ②プログラマーが明示的に目的にあったライブラリを呼び出す(プログラマーが主で、ライブラリが従)