人生は負けたほうが勝っている 山崎 武也(幻冬舎新書)
人生は負けたほうが勝っている―格差社会をスマートに生きる処世術 (幻冬舎新書)
- 作者: 山崎武也
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/01
- メディア: 新書
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1.説得の仕方
(1)相手を説き伏せてはいけない
(2)お互いに話したり相談したりする雰囲気にする
(そのためには一度騙されたと思って100%相手の意見を受け入れてみる)
2.寄付と偽善
寄付の前に身近な義務を果たすのが先(隗より始めよ)
3.人並みと並外れの間を目指す
自分の力量の少し上を目標とする
4.捨印は押さない
契約書の実印を押した後に(契約内容訂正に備えて)欄外へ捨印を押すのはおかしい
5.変化は(必ずしも)進歩ではない
(1)とりあえず変更するのあ退歩の場合も多い
(2)マンネリの中に良いものを守り続けている内容もあり
質問する力(Inquisitive Mind) 大前 研一(文春文庫)
1.地価下落と国の基本方針
(1)1990年代からの地価下落で600万人が住宅ローンしたにもかかわらず、その金で景気は回復しなかった
(2)国民のお金で救済されたのは銀行、ゼネコン、不動産会社(それが国の基本方針だから)
2.1985年
(1)ゴルバチョフ登場
①ソ連崩壊からアメリカ経済の復活
②冷戦がなくなり、アメリカは軍事費から経済投資へ移行可能になる
③80年代財政、貿易の双子の赤字だったアメリカが90年代に日本を抜き返す
(2)プラザ合意
①アメリカの貿易赤字救済と日本の貿易黒字削減が合意事項
②その後、1ドル235円から80円以下(1994年)になる
③日本は国外の高品質製品(例:カナダ産住宅)を輸入して生活向上できるはずだったが、
輸入規制ブロック(例:農業保護)で享受できず
④日本の生活向上に使われなかったお金は土地と株へ集中(バブル経済の実態)
(3)AG(アフターゲイツ)
①デル
CRM(顧客と企業を電話やネットで直結し、販売店や問屋を排除)
SCM(注文されてから製品を短期間に完成させ、在庫を極限まで減らす)
②シスコ
ネット注文すると100以上あるうちの必要な会社へ自動指示される
顧客から見ると一つのシスコにしか見えない(VSC:バーチャルシングルカンパニー)
3.2002年の日本
3月期決算で東証上場全企業の全損益足すと1兆円の赤字転落
すべての仕事は「問い」からはじまる 大嶋 祥誉(SBクリエイティブ)
すべての仕事は「問い」からはじまる たった1秒の「問題解決」思考
- 作者: 大嶋祥誉
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/10/28
- メディア: Kindle版
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1.持ち時間が1時間なら、55分は問題の本質発見に使い、残り5分で問題を解決する(アインシュタイン)
2.問いの効用
(1)バラバラの情報をまとめ、核心に近づく問い(そもそも一番にやるべき事は何?)
(2)枠のある問いで逆に発想を広げる問い(30代がお金を使いそうな物は何?)
3.問題解決させる問いの順番
(1)Where(どこに問題があるの?)
①Whereを発散→収束させて問題の本質(イシュー)をつかむ前にすぐにWhy、Howを考えない
②問題の本質がズレたままWhy、Howを行っても問題は根本解決しない
(2)Why(なぜそうなってるの?)
Whyを飛ばしてすぐにHowを行わないこと(ピントを外した対策になってしまう)
(3)How(どうしたらいい?)
4.Pain or Gain(痛みを取り除くか、効果が得られるか?)
マイナスを抑えるのか、プラスを得るのかどちらのメリットがあるのか見極めること
5.人生の質を高める
(1)五感の違和感を大事にする
①頭で考える前に視覚、聴覚などで受け取った違和感を大事にする事(気のせいと片付けない)
②例えば、頭で「もう1時間仕事しよう」と考えていても、身体が疲れの信号を出している時には休むこと
(2)筋力をつけること
ある程度、自分の筋トレ習慣のある人は意志力も強くなる
(3)深刻な問題であるほど、一度離れてみる
思考のデトックスをする事で、クリアな思考で正しい答えが見つかる(もしくはその問い自体不要だとわかる)
(4)定期的に振り返ること
①毎月でよいから目標と結果を振り返る
②毎月振り返る習慣ができると、毎週どれくらいやるべきか(気づき)がわかってくる
「悪知恵」の逆襲 鹿島 茂(清流出版)
1.策は1つだけがよい(それも一番確実なものを)
策があり過ぎても、選択に手間取り、あれこれ試すうち時間切れとなるだけ
2.人の憎しみ
(1)決して消えない(ただし、その人から離れれば確実に薄らぐ)
(2)Out of sight, out of mind
3.今一番の金儲けの方法
タダで得られる知識(安い本等)から付加価値を付けていくこと
4.陽ドーダと陰ドーダ
(1)陽ドーダ
名声、金、地位などのわかりやすいドーダ(自慢)
(2)陰ドーダ
謙虚(命、名誉等全ていらない)というドーダ
5.応援に近いsoutenir
物質的でなく精神的な援助・支援であり、片側通行(見返りを求めない)
6.ヒトと細菌の共生
(1)人体にはヒト細胞の3倍以上(100兆個)の細菌がいる(生まれてから3歳位までで安定)
(2)ピロリ菌は胃がんリスクは上昇させているが、根絶させると食道がんリスクが上がる(アンフィバイオーシス)
7.アメリカの政治家とスピーチライター
(1)政治家が政策と方針を決める
(2)スピーチライターが政策内容を民衆が聞けるような物語に仕立てた脚本を書く
住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち 川口マーン惠美(講談社)
住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち (講談社+α新書)
- 作者: 川口マーン惠美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/09/26
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1.ドイツ
(1)学校教育
①ヒトラー時代の負の遺産から、団体行動に対するアレルギーが強い
②運動会での団体競技、器楽合奏といった全員に同じことを仕込み、動きを揃える事は全て禁止
(2)教会
教会の領地を横取りした見返りの賠償金を税金で今も払い続けている
(3)戦後の捉え方
ドイツ人は「人にやったことを忘れてはいけない」思想
中韓は「人にやられたことを忘れてはいけない」思想
2.ヨーロッパの奴隷制度
(1)奴隷(スレイブ)とは
①スラブ人が語源
②スラブ系言語
ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、スロバキア、ポーランド、クロアチア、セルビア、ブルガリア
(2)フランス革命の人権宣言(1789年)は白人のみに適用
①自由と平等は有色人種には適用されていない
②1794年にジャコパン派が奴隷制度廃止するが、1799年ナポレオンにより復活