アウトプット大全 樺沢 紫苑(サンクチュアリ出版)
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1.感謝によって分泌される脳内物質
(1)ドーパミン(幸せ物質)
楽しい、モチベーション/学習機能/集中力/記憶力アップ
→嫌々やるとコルチゾールが出て、記憶力低下(海馬の容積低下:脳細胞死滅)
(2)セロトニン(癒やしの物質)
落ち着き、緊張緩和
(3)オキシトシン(リラックスの物質)
愛情、親切
(4)エンドルフィン(脳内麻薬)
免疫力アップ
2.「ひらめいた」状態の脳
(1)ぼーっとしている時の脳と同じ
(2)アイデアを出したいなら、ぼーっとしてみるとよい
(3)ぼーっとできる場所に行ってみる
4B(バスルーム、バス、ベッド、バー)
(4)デフォルトモードネットワーク(DMN)
①DMNは脳のスタンバイ状態だが、通常時の15倍のエネルギーが消費されている
②DMNは脳の消費エネルギーの60〜80%を占める
3.アナログとデジタルの使い分け
(1)アナログ
①脳を活性化させる(例:手でメモを取ると脳が活性化)
②アイデアを出す作業(創造、発想)
③現物、現場でないとわからない作業
④情報共有できない事象
⑤情報参照が難しい
(2)デジタル
①アイデアを練る(具体化作業)
②いつでも(スマホでも)確認できる、わかる作業
③誰にでも情報共有できる事象
④すぐに情報検索できる
4.プレゼン資料の作り方
(1)いきなりパワポを開かない
(2)MS-Wordのアウトライン機能を使う
目次だけ作る(構成の入替が簡単にできるのがポイント)
5.画像優位性効果
(1)脳の9割は視覚情報処理
(2)視覚情報の処理速度は文字情報の6万倍
(3)記憶の8割は視覚記憶
(4)視覚情報を活用すると学習効果は4倍になる
6.楽しく書く
(1)ボールペンはSurari(ゼブラ)かAcroball(パイロット)の0.7mm
(2)ノートはMDノートライトA4変形版、方眼罫(ミドリ)
7.脳にマルチタスクさせない
(1)2つのタスクの切替を何度も行うと脳に猛烈な負荷がかかる
実際には並行処理はできないため、交互に行っている複数タスク間の切替に負荷がかかる
(2)完了までの時間、誤答率共に最大1.5倍になる
8.我慢していることは表現してみる(デトックス効果)
(1)口に出す、メモに書き出す
9.30点でいいのですぐに完成させる
(1)改版の回数、タイミングを早くする
(2)次の目標をすこしずつ上げていく
30点→50点→70点→90点
10.笑う
(1)免疫力高まる(NK細胞活性化、脳内エンドルフィン濃度上昇)
(2)ストレス緩和(コルチゾール低下、腹式呼吸によるセロトニン活性化)
(3)エンドルフィン分泌で痛みが緩和し、快楽
(4)血管が開き、血圧低下し心臓負担低下、血糖値上昇抑制
(5)コルチゾール抑制による海馬ニューロン損失が減り、記憶力向上
(6)脳のアルファ波が増え(リラックス状態)、集中力高まる
11.泣く
(1)泣く直前までは交感神経優位(緊張状態)、泣いた瞬間に副交感神経優位(リラックス状態)になる
(2)涙にあるACTH(副腎皮質刺激ホルモン=コルチゾールを促す)を外に出す事で、ストレス発散
12.怒りをコントロールする(深呼吸)
(1)怒りからのアドレナリン分泌(交感神経優位)はおよそ30秒で半減する
30秒我慢できれば、怒りはコントロールできる
(2)深呼吸で交感神経を副交感神経にスイッチさせる
①5秒使って吸う
②10秒かけて息を吐く
③さらに5秒かけて残った空気を吐き切る
④①〜③を3回繰り返す
13.運動する
(1)有酸素運動するとBDNF(脳由来神経栄養因子)が増え、海馬の細胞が新生される
(2)1回1時間の有酸素運動を週2回以上(20分でドーパミン分泌)
バナナを逆からむいてみたら アーチャン・ブラーム(主婦の友社)
1.「今ここにいること」が大切
(1)「この後どうする?」「この後何がしたい?」とばかり考えていると、いつも何かに追われている気持ちになる
(2)「今ここにいることを大切にしている」(既にここがゴール(到着)と考えてみる
2.自然の森がなぜ美しいか
(1)それぞれの木が節くれだったり、曲がったりした「自然」の中だと、人は落ち着いた気持ちになる
(2)公営の植林地のような全て100点満点の木々の中だと、人は落ち着かなくなる
文章の技術 尾藤 克之(明日香出版社)
1.「は」と「が」の違い
(1)「は」を他の置き換え(言い換え)できる場合、主語になれない
(2)例1:私は背が低い→私の背は低い(私は主語になれない)
(3)例2:商社は外国人が多い→商社に外国人が多い(商社は主語になれない)
(4)例3:ネクタイは彼女が買ってくれた→ネクタイを彼女が買ってくれた(ネクタイは主語になれない)
2.接続詞の乱用
(1)「そして」「しかし」を使い過ぎると支離滅裂となる
(2)「そして」の代わりに「さらに」「かつ」が使えないか考えてみる
(3)「しかし」の代わりに「だが」「ところが」が使えないか考えてみる
3.連体修飾語
(1)「こと」は「〜について」に言い換える(ビジネス文書では避ける)
(2)例:仕事のことでお話を伺いたい→仕事についてお話を伺いたい
4.慣用句の間違い
(1)役不足
①「能力が足りていない」の意味でない
②本来は(その人が持っている)能力に対して、もらった役目が軽すぎること(=物足りないの意味に近い)
(2)煮詰まる
①「もはや解決策がない」の意味ではない
②「議論を尽くしたから、もう結論が出る寸前だ」の意味
(3)ごぼう抜き
①「大勢を一度に抜く」ではない
②「大勢から一つずつ抜く」の意味
(4)潮時
①「やめる、終わる時」の意味以外もある
②「最も良い時期」の意味
(5)情けは人の為ならず
人に情けをかければ、自分にも良い報いがあるという意味
(6)憮然
失望してぼんやりしていること
(7)勿体ない
物の価値を十分活かしきれてなく、無駄になっていること
日本人の誇り 谷沢 永一(青春出版社)
日本人の誇り 谷沢 永一(青春出版社)
1.日本書紀と古事記
(1)日本書紀は何度も写本されている
(2)古事記は712年完成後、1368年まで650年間一度も写本されていない
2.愚管抄(慈円)と御成敗式目(北条泰時)
(1)愚管抄は道理を基本理念としているが、道理自体、定義していない
(2)御成敗式目は道理に基づいた51ヶ条で、その後、明治の帝国憲法ができるまでの日本の憲法
(3)今の日本国憲法のうち18,20〜27,29,31,89は不要
3.日本の宗教(=鎌倉仏教)
(1)この宇宙は神様にあふれ、お金も拝む必要もなく、全ての人を救ってくれる
(2)日本に西洋の宗教(religion)はなく、祖先崇拝を核とした進行があるだけ
(3)神仏習合(天照大神=大日如来、熊野権現=阿弥陀如来)
4.舟中規約(1600)
アダム・スミス国富論(1776)より150年も早く、商業倫理を明確化
5.東大寺の仏像
ルネサンス(ミケランジェロ)より600年も早く完成させている
6.日本と支那文化
(1)受け入れたもの
①漢字(仮名の発明)
②仏教、漢方(薬学)
(3)受け入れなかったもの
宦官(かんがん)、纏足(てんそく)、科挙
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1.暗記フード
(1)コーヒー
カフェイン摂取後、20分で脳が覚醒開始し、その後1〜4時間は覚醒継続
(2)カカオ入りチョコ(カカオ70%以上)
①カカオポリフェノールが脳の血流量を増やし、記憶・学習の認知機能を高める
②カカオポリフェノール(エピカテキン)の血中濃度は2時間でピークとなるため、1日数回食べるとよい
(3)大豆製品
①レシチン
記憶・学習機能に寄与
②大豆ペプチド
認知機能低下を抑制