2013年以前のブックレビューも随時追加中

やりたいことを全部やる!時間術 臼井 由妃(日経ビジネス人文庫)

1.相手に伝える方法(プロジェクト、仕事)
(1)相手に伝えたい時は、長く熱心に話さない
(2)ポイント(結論、結果)を絞って最初に話すこと

2.スケジューリング
(1)月〜水の3日間しかないと考える
 やらざるを得ない、かつ回収度の高い仕事(成果)を水曜までに終わらせること
(2)木曜は月〜水の問題点検証と反省
(3)金曜は来週の資料準備、スケジュール確認
 翌週だけでなく、今月、今年といった中長期的な予定も見直す
(4)午前中は前頭連合野機能が高まるため論理的思考、午後は交感神経が活性化するため、打ち合わせがよい

3.15分で決断する方法(クローズ→オープンの順に自問自答する)
(1)最初にクローズ・クエスチョンで、やるのかやらないのかを自問し、即決してみる
この最初の決断で迷っているのであれば、次の(2)、(3)は行わない
(2)思いつくだけのオープン・クエスチョンで、15分間自問し続けてみる
ターゲット、コンセプトといった実現性の質問してみる
(3)オープン・クエスチョンで必ず課題、問題点が見つかるはずなので、それを解決すべくすぐに行動を起こす
 15分考え抜いた末、答えがNo(やらない)と決めた場合は、行動はしない(=次の仕事へ頭を切り替える)

4.6割できたら見直す
(1)半分は超えた(6割程度できた)と思ったら、その仕事内容(全体構成、最後までのプラン)を見直してみる
 頼まれた仕事なら、頼んだ人(上司、お客様等)に全体を見直してもらうのが一番良い

5.時間を使う工夫
(1)体の時間感覚を磨く
 ①今やっている仕事(作業)がどれくらいで終わるかの算段がつけられること
 ②時間枠を決めた仕事(例:1時間の会議)をしながら、
  「そろそろ本題に変えよう」「今はこの話をしよう」という感覚が時計を見なくてもわかるようになる
(2)アナログの腕時計を身につける
 ①最初のうちはこまめに腕時計で確認し、(体内時計と実際の)時間感覚のズレがないか確認する
 ②デジタル時計のデメリット
  ・スマホ(の時計)だと取り出すのに一手間かかる
  ・デジタルよりアナログだと、図形(長針と短針の形)で一瞬に時間の量が把握できる
(3)スキマ時間(5分以内)ができた時にやる仕事をあらかじめ決めておく
 ①メールのチェック(緊急返信必要なメールがないかだけチェックし、あった場合電話で返信)
 ②アイデア出し(キャッチコピー、商品名のみキーワードで書き出してみる)
 ③プレゼンのシミュレーション(何をどんな順番で話すか、1人で声出し練習してみる)
 →ただし、本来はスキマ時間自体作らないのが理想(例:1時間程度まとめて、今しかできない仕事に集中)