2013年以前のブックレビューも随時追加中

苦しかったときの話をしようか 森岡 毅(ダイヤモンド社)

1.「わかる」ということ(Self Awareness)
(1)何がわかっていないかがわかる事が「わかる」ということ
(2)自分が考えてわかる事とわからない事の境界がどのあたりにあるかが把握できること
(3)自分がわからない領域の範囲と程度(量と質)の感触・想像ができること
(4)何をすればわかるようになるかも想像できること
(5)今わからなくでも、現在やれることはやっていると納得できること(安心・心の安定に繋がる)
(6)経験がないから新しい事に踏み出せないのでなく、(1)〜(5)のように考えていないため、不安になっているだけ

2.自分の宝物(得意なもの)の磨き方
(1)得意な事は自分の中では特別(オンリーワン)かもしれないが、社会に出た途端、他人との相対評価にされされる
(2)オンリーワンのものであっても、ナンバーワンに向けて磨き続けないと意味がない
(3)ただし、最後は他人との競争でなく自分(自己保存)にある本能の力を磨くこと

3.自分の強みの見つけ方
(1)何をしてどんな状態なら自分が幸せか想像してみる(ただし、誰もが好きな「寝る」「食べる」等は除くこと)
(2)今までの人生でやってきた事の中で好きな事を動詞で書き出してみる
(3)TCLでカテゴリ分けしてみる
 ①T:Think 考える事が好き
 ②C:Communication 話すことが好き
 ③L:Leadership 世話好き、変化を起こすのが好き

4.自分のマーケティングの考え方
(1)伝え方(How)よりも伝える中身(What)の方がはるかに重要
(2)考える順番は①、②、③の順
 ①誰に伝えるのか(Who)
 ②何を伝えるのか(What)
 ③どうやって伝えるのか(How)
 →①、②をしっかり考えていれば、③は自分の言葉で伝えればよいだけ
 →逆に②が弱いと③で悩むことになる