童話でわかるプロジェクトマネジメント 飯田 剛弘(秀和システム)
1.段取り
(1)ファスト・トラッキング
①前後の依存関係が少なければ、前の作業が完了する前に後の作業を開始する
②依存関係がなければ、同時に並行して作業を進める
(2)やらないことリストを「具体的に」決める
例:「寝ないで仕事する」は無理→「日中は一時間以上は休憩しないで仕事する」がより具体的で実行可能な計画
(3)やることリストを「具体的に」決める
曖昧だと計画倒れ(いつまでも計画段階から実行段階へ移行できない)
2.意見交換の解決法
(1)対決・対峙
互いに一致点、相違点を見つけ、今回の目的にあう最適解を納得する(Win-Win)
(2)妥協
互いに譲歩した上で合意。Win-Winに近い
(3)強制
一方的に押し付ける。Win-Lose
(4)鎮静
なんとなく話し合い、妥協した暫定対応。再コンフリクトあり(Lose-Lose)
(5)撤退
どちらか一方があきらめ、話し合い拒否。再コンフリクトあり(Lose-Lose)
3.トリガーポイント
(1)何が起きたらリスク対策を実行するか決めておく
影響度、発生確率でリスクを事前に洗い出しておくのが前提
4.失敗の原因分析(ワイナーのモデル)
(1)自分で解決でき、必ずあるもの
例:自分の能力不足
(2)自分で解決でき、いつも変化するもの
例:自分の努力不足
(3)自分で解決できず、必ずあるもの
例:仕事自体が難しすぎた
(4)自分で解決できず、いつも変化するもの
例:運がなかった
→(2)以外に分析できても(2)で考え直すと成功しやすい