テレビ局の裏側 中川勇樹(新潮社)
1.TBSビデオ問題
TBSワイドショー「3時にあいましょう」で、
オウム信者に見せた坂本弁護士インタビュー映像が坂本一家殺害に繋がったため、その後ワイドショー打ち切り
2.コマーシャル料金と視聴率
(1)キー局で1本15秒10万前後
(2)視聴率の高い局、番組ほど少ないCM本数で高い効果が出せる
→CM本数が多い番組はチャンネルを変えられやすい
3.報道の自由
(1)憲法21条に「報道」の自由の明記はない
①国民の知る権利を保障するために報道の自由もあると解釈している
②「出版」はあるが「放送」の自由も明記されていない
(2)許認可制による放送(報道)
①日本の放送は5年に1度、総務省の免許更新が必要
②電波使用権を独占する代わりに報道を放送する義務がある
(3)報道のワイドショー化(低予算化)
独自取材せず、新聞記事を読み上げるだけ