大人のケンカ術 田島隆(講談社)
『特上カバチ!!』公式副読本 大人のケンカ術 「ホーリツ的に正しい」逆襲の作法
- 作者: 田島隆
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/07/26
- メディア: Kindle版
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1.法律相談(トラブルに巻き込まれやすい人)のパターン
(1)見栄を張る人
体裁を気にして余計なものを買い過ぎる
(2)アグレッシブな(だけ)の人
行動力だけのため、コケやすい
(3)優柔不断過ぎる人
決断しないため、よいアドバイスをしてくれる人も周りからいなくなる
(4)論理的思考に慣れていない人
現状、資産、心情などの整理を並行してできないといつまでも解決できない
(5)ルーズな人
時間も守れない人は金の貸し借り、仕事もルーズ
(6)過度に義理人情系の人
自分が苦労してまで、人に大金を貸すのは問題
(7)多情な人
結婚詐欺になりやすい
(8)偏執的な人
DVに走りやすい
(9)人当たりの良すぎる人
口ばかりで無責任
2.借家の罠
(1)敷金礼金無し(ゼロゼロ物件)
①一度家賃滞納するとすぐに追い出されるケースあり
②家賃が割高だったり、実は入会金や保証金など徴収されるケースあり
(3)敷金は次の入居者のリフォーム費用でない
①敷金は8割は返してもらうこと
②原状回復(全て元通り)はウソ(壁紙の日焼け、畳擦り切れなど自然損耗分は払う必要なし)
3.自己破産
(1)メリットは、借金が帳消しになること
(2)デメリットは、全財産(持ち家含む)がなくなり、最長7年間借金できない(クレジットカードが作れない)
4.個人再生手続き
(1)メリットは、借金帳消しかつ、持ち家も残ること
(2)利用条件は、借金5000万以下など
5.悪徳業者とその対策
(1)送りつけ商法(未注文商品も送りつけ、支払い請求する)
着払いで送り返すこと
(2)勧誘に「結構です」といったらOKの意味に取られ、代金請求
専門家に相談しますと言えば良い(裁判では相手の言い分はまず通らない)
(3)エッチサイトをクリックしたら「登録しました」と表示され、登録料を請求された
最終通告のメールやハガキが届いても無視でよい
(4)契約していないのに裁判所から正規の支払い命令が送付された
①応答対応だけはする事(ただし、相手は裁判に出てこないのがほとんど)
②相手が出てきたら、警察に告訴して逮捕してもらうこと
(5)クーリングオフ
①契約書(法定の書面)を受け取ってから、8日以内に内容証明郵便で解約意思を伝える
②ローンも合わせて契約した場合、ローン会社へのクーリングオフも必要
③8日過ぎても詐欺による取消権行使などできるため、消費者センターなど問い合わせすればよい
(6)連帯保証人ビジネス
紹介された連帯保証人からキビシい取り立て(保証会社は金融業でないため、悪質な取り立てが可能)
(7)悪徳債務整理屋
悪徳弁護士(ヤメ検など)とグルで多重債務者をカモにする
6.借金元本の確認
本人であれば、信販・クレジット系「CIC」、消費者金融系「日本信用情報機構」、銀行系「全国銀行個人信用情報センター」の何れかで借金リストは確認できる
7.雇用トラブル
労働基準監督署に申告する(給料不払いやサービス残業の事実があれば勧告できる)
8.少額訴訟
60万以下の金銭トラブル(敷金の返還請求など)だと、簡易裁判所で1日で判決
(ただし、利用できるのは一人当たり一年間に10回まで)