エッセンシャル思考 グレッグ・マキューン(かんき出版)
1.学校とは
(1)ギリシャ語でSchoolは「楽しみ」を意味する
(2)学校で創造性の源である「楽しみ」を殺してはいけない
2.(過度な)ストレスのデメリット
(1)生産性を下げる
(2)好奇心、創造性を下げる
(3)物忘れが増える
ストレスで感情機能の扁桃体の働きが強くなり過ぎると、認知機能の海馬の働きが弱くなる
3.本質的な目標
具体的かつ刺激的であること
4.損切り
(1)サンクコストバイアス
①現状維持バイアス
②これまで投資してきた事(過去の損失)に拘り、中止できなくなってしまう傾向
(2)授かり効果
一度所有した物は、重要でないと判った後でも、捨てられなくなる傾向
(3)損切りの行い方
①ゼロベースで再考する
投資しなかった頃の過去の自分に戻り、もしゼロの状態でも選択するかどうか再考してみる
②逆プロトタイプ
一度に全てやめるのが難しい場合、お試しで少しだけやめてみて不都合があるかどうか確かめてみる
5.人生は編集して生きる
(1)削除(ムダなことはやめる)、凝縮(やることは明確かつ簡潔にする)、修正、抑制を日々の生活習慣とする
6.3つの仕事(アリストテレス)
(1)テオリア(理論):真理の追求を目的とする仕事
(2)プラクシス(実践):実用化の追求を目的とする仕事
(3)ポイエーシス(制作):仕事のやり方自体を考える事を目的とする仕事
→成果を生まない努力を最大限なくし、成果を生む事に最も力を入れる方法を考えること
7.習慣の変え方
(1)悪い習慣のトリガー(きっかけ)を知り、変える
例:会社帰りのケーキ屋でついついケーキを買ってしまう→隣の店にあるサラダを買う
(2)一日の仕事は、最初に一番難しいタスクから片付ける
(3)曜日毎にやることを変えてみる
(4)新しい習慣は1つずつ増やしていく(一度に多くの習慣変更、追加はストレスとなる)
8.時間の概念(古代ギリシャ)
(1)クロノス(時計の針の動きそのままの時の流れ):量的な概念
(2)カイロス(「今だ」と感じるタイミングのこと):質的な概念