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スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本 高津 和彦(フォレスト出版)

スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本

スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本

 

1.フィラー(filler)
(1)単語や文節、文章の合間に挟み込む意味のない言葉のこと(例:えー、あー)
(2)緊張して自信がない、話す内容が決まってない、1センテンスが長いとフィラーが出やすい
(3)フィラーの種類
 ①文頭(えー、ただいまご紹介に預かりました〜)
 ②母音引きずり(これはぁー、すごくぅー〜)
 ③文節の区切り(断定したくない意識が強く、間にえーと入れてしまう)
(4)英語のフィラー(ネイティブでない日本人はマネしないように)
 ①Well(さて)
 ②Like(〜みたいな)
 ③I mean(つまり)
 ④You know(だよね?)
 ⑤And(それでね)
 ⑥Let's see/Let me see(えーっと)
 ⑦What I mean is(えっと、つまり)
 ⑧The fact is(つまり)
 ⑨Ok then(えっと、じゃぁ)
 ⑩Anyway(まぁとにかく)
 ⑪Right(そう)
 ⑫Thing is(要するに)
 ⑬Kind of/Sort of(みたいな)
 ⑭Just(ちゅっと)
 →Uh、Um等を付けて曖昧に発音している時はフィラー(意味のない言葉)
 →クリアに発音している場合、フィラーでなく正しい意味で使っている
(5)フィラー化のパターン
 ①考えをまとめて話そうという意識が強く働いた場合
  「やはり」「つまり」「結局」という言葉を多用してしまう
 ②語調を和らげようという意識が強く働いた場合
  「ちょっと」「少し」「なんとなく」「あまり」という言葉を多用してしまう
 ③断定を回避する意識が強く働いた場合
  「ある意味」「ある種」「とか」という言葉を多用してしまう
 ④次に文章に繋ぎたい意識が強く働いた場合
  「〜ですね」「〜して」という言葉で、文章を延々繋いでしまう

2.スピーチの組み立て方
(1)「直近」を話す
 最近思いついた、感じた、見た、聞いた事を話す
(2)5W1Hでネタを探す
(3)エア写真を撮る
 頭の中のイメージを解説、説明してみる
(4)テーマ、教訓、オチを決めて話す