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やらないこと戦略 ドナルド・ロース(CCCメディアハウス)

やらないこと戦略  最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術

やらないこと戦略 最大限にクリエイティビティを上げる時間管理術

 

1.アイデアと時間管理
(1)「アイデアは種にすぎない。種を1本の木にするのは困難で骨も折れる」(イーロン・マスク
(2)アイデアを実行するのは時間がかかる(全アイデアを実行して、確認できない)
  →どのアイデアをどういうやり方で実行するかの選択方法が重要

2.仕事
(1)ルーティンを大切にする
 「物静かな人は自分の仕事をしているだけ」(ジョイス・キャロル・オーツ
(2)ミーティング
 ①自分がプレゼンテーションするだけのおしゃべりミーティングになってはいけない
 ②ミーティングに参加する人にやってもらう事を決める(巻き込む)ミーティングにすること
(3)チームワークの種類
 ①1+1=3(すばらしい)
 ②1+1=2(同じタイプの人と仕事するとこうなる。無意味)
 ③1+1=1(どちらか1人で仕事をしているだけ)
 ④1+1=0(何も生み出していない、仕事ができていない)
 ⑤1+1=−1(互いに足を引っ張っている、悲惨)
 ⑥1+1=1+1(同じ部屋でいっしょに仕事をしているだけ)
 →①以外はやらないことリストにアップすること
(4)連携モデル
 ①同じ仕事を同じ考え方で互いにやっている→退屈なだけ
 ②同じ仕事を違う考え方で互いにやっている→連携すべき(ただし互いに敬意を払うこと)
 ③違う仕事だけど同じ考え方でそれぞれやっている→連携すべき
 ④違う仕事を違う考え方でそれぞれやっている→連携するのは無意味
(5)ブレインストーミングの問題点
 ①声の大きな人のアイデアが通りやすい
 ②アイデアを否定しないとは言っても、恥をかきたくないから発言に気を遣う
 ③集団の中では互いに平凡で無難な発言をしがち
 ④自由な発言(前提や条件なし)だけしていても、検証が難しく「それ、いいかもね」で終わってしまう
(6)ブレインハッシング
 ①新しいアイデアが必要なプロジェクトについてだけ、まず話し合う(予備的なアイデア出し)
 ②①が終わったら、次のミーティング日程を決め、一旦終了
 ③次のミーティングで互いにアイデアを出し、アイデアの絞り込みや基本原則が選択できたら、次の日程を決めて終了
 ④ゴールが見えるまで継続
(7)アイデア
 ①アイデアがあったら簡単なスケッチで、誰かに短いプレゼンテーションしてみる
 ②「アイデアとはオープンな知識である」(ポール・アーデン)
 ③話をする前に必ずスケッチをすること