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成功の法則92ヶ条 三木谷 浩史(幻冬舎)

成功の法則92ヶ条 (幻冬舎文庫)

成功の法則92ヶ条 (幻冬舎文庫)

 

1.成功の極意
(1)インターネットの鍵
 知識のDB化、検索するだけでなく、有機的なサービスを提供する
(2)考えるためにまず行動する
 ①行動が先だからリスクが伴う、だからまずは小さく動いてみる(小さな実験)
 ②行動を起こしてから考える、そして次の行動を起こす、これを繰り返す

2.自己を鍛える
(1)右脳(直感)と左脳(分析)でセルフブレーンストーミング(グループでやってもよい)
(2)直感(単純化)と分析(数値化、複雑化)を何度も繰り返し、発想を練り込んでいく

3.対人論
(1)報連相は仕事の重要度別に
 例:最重要事項は報連相全て行うが、重要度が低ければ報告だけで済ます

4.組織
(1)節目は早めに作る
 組織(会社)がまだ成長段階にあるうちに、次の飛躍準備を行う
(2)成長が鈍化(ピークアウト)してからでは、資金・人材投入できず、対処できなくなる

5.百戦して勝つ(方法)
(1)ビジネスはスキー
 ①足元を見ながら、遠くも見ること(木を見ながら、森も見る)
 ②木を見て森を見ずのパターン
  目の前の事だけで全体を見ていない(現場に多い)
 ③森を見たが、木を見ていないパターン
  ビジネス戦略を練ったのに具体性がなく、仕事の核心が日々の仕事の手続きの問題である事に気づいていない
  →さらに言えば、森がどう育つかも予測しておくこと
(2)2種類の失敗原因の見極め
 ①ディテールの問題

  修正して再チャレンジ(すればよい)
  →失敗のほとんどはコチラで、仕事の手続きの問題のため、すぐ再チャレンジ可能
 ②本質問題
  こちらはほとんどない事が多い
(3)資産の多重利用
 ①日中喫茶店、夜はバー営業
 ②映画を劇場公開し、その後テレビ放映、最後はDVD販売
 ③現在の会員(エンドユーザ)に対し、他のサービス提供
(4)戦略(Strategy)、練り上げ(Execution)、実行(Operation)
 失敗原因(=成功原因の裏返し)のほとんどは、戦略(S)でなく、練り上げ(E)もしくは実行(O)のどちらかにある