資料作成の基本 吉澤 準特(日本能率協会マネジメントセンター)
外資系コンサルが実践する 資料作成の基本 パワーポイント、ワード、エクセルを使い分けて「伝える」→「動かす」王道70
- 作者: 吉澤準特
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2014/08/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
1.6つの発想パターン
(1)ロジカル
①つみあげ確認型(演繹型)
こちらの主張に否定的な相手向け(一般ルールを例に出して、順番に納得してもらう)
→例示した一般ルールに違和感があると受け入れられない(別の一般ルール例も用意しておく)
②論より証拠型(帰納型)
データ重視の相手向け(いくつかの事例で結論付ける)
→事例からの結論付けの異論は、あくまでも例外として納得してもらう
(2)ラテラル
①ひらめき発見型(類推思考)
斬新な発想を求める相手向け(他分野との類推、類比から共通点を見出し、提案)
→他分野との共通点よりも相違点が大きくなり過ぎないよう注意する
②トライ&エラー型(仮説思考)
一般論を好まない相手向け
→有識者がいない中でのトライ&エラーは無駄な仮説検証が長引くため注意する
(3)クリティカル
①1+1=3型(弁証法)
自論を取り入れないと納得しない相手向け(素案と対案を示し、折衷案で結論付ける)
→ただし、参加者全員との合意は目指さないこと(大筋合意なら、少数異論があっても議論は打ち切ること)
②ひかえめ誘導型(背理法)
自論のみ主張する相手向け(相手意見の問題、欠点、矛盾を1つずつ消去し、こちらの対案で結論付ける)
→必ずしもこちらが用意した対案が全て採用されるとは限らない(その場合、相手との折衷案とする)
2.フォント
(1)本文:メイリオUI(Macならヒラギノ角ゴ)
(2)見出し:HGP創英角ゴシック、ヒラギノ角ゴ 太字
(3)アルファベット、数字強調:Arial Black
3.文字サイズ
(1)表題(16〜24pt)、本文(10〜12pt)、注釈(8〜10pt)の3種類が基本
(2)参考文(単位、記号文字など)は70%、強調文は150%
4.文字装飾
太字、下線の2種類だけ
5.書式
余裕あるなら行間インデント1.2倍、余裕ないなら0.85倍
6.セル結合は使用しない
セルの書式設定→選択範囲内で中央を使って、擬似的に単一セルのように見せる
7.罫線
最初は全部点線で引き、最後に外枠だけ実線にする
8.図表は拡張メタファイル形式で挿入
拡張メタ(ベクタ+ラスター)だと図表内の文字がにじみが少ない