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「幸せ」について知っておきたい5つのこと エリザベス・ダン、ロバード・ビスワス=ディーナー(株式会社KADOKAWA)

「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室

「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室

 

1.幸せのレシピ
(1)人との交わり(social)
(2)親切(kind)
(3)ここにいること(present):目の前のことに集中すること

2.お金と幸せ
(1)所得と幸福度
 所得向上と共に生活の満足度は増すが、年収7万5千ドル(およそ750万円)に達すると、それ以上伸びない
 (米プリンストン大学2010年発表、45万世帯アンケート)
(2)他人に(金銭、サービス、物を)与える喜び
 利己的な遺伝子に反する行為だが、集団生活の中で依存し合う必要性から生まれた

3.快適さと環境適応能力
(1)快適さを求めすぎると、環境的老能力や強さを失う(例:エアコンの使い過ぎ)
 過度な快適さの追求は余計なイライラ(ストレス)を作り出している
(2)旧式(不便)が不快でなく創意工夫の楽しさ(快適さ)をもたらすケースもあり(例:子供の遊具)

4.個人主義集団主義
(1)個人主義はポジティブな感情重視(例:イエス・キリストは偉大さのイメージ)
(2)集団主義は調和、協調重視のため、個人のポジティブな感情は抑えられる(例:イエス・キリストは犠牲のイメージ)
(3)環太平洋儒教国、東アジアの集団主義の国ではネガティブな感情も受け入れる考えがある

5.高齢者と幸福度
(1)老人の方がストレス受容度が高まる分、幸福度は高まる
(2)日本は欧米と比較し、孤独死、独居老人問題もあり、50代以降ずっと幸福度が下がる傾向あり
 →(家族含む)社会との結びつきが減ると幸福度が下がる