2013年以前のブックレビューも随時追加中

ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ2 茂木 誠(SB新書)

 

1.国際金融資本
(1)ユダヤ系だけでなく華僑(北中国からの移民である客家)のようなよそ者(少数民族)も金融業中心

2.ユダヤ
(1)グローバリスト・ユダヤウォール街ユダヤ人など)
(2)ナショナリストユダヤイスラエル建国に賛同、シオニスト

3.トルコ
(1)オスマン帝国第一次大戦後、イギリス、フランスに分割
(2)イギリス、フランスと戦ったドイツに好感を持ったトルコ人は大量にドイツ移民化

4.イギリス
(1)17世紀イングランドエリザベス女王の跡継ぎがいなかった
 スコットランド王がイングランド王兼任
(2)18世紀にはイングランドスコットランド連合王国

5.ロシアとその周辺国
(1)シリア
 ロシアがアサド政権を援助しISを叩けば、シリアにある地中海の不凍港を利用できる
(2)トルコ
 ①ISと戦っているクルド人独立まではロシアは阻止したい
 ②EU加盟できなかったため、欧米派からロシア派が増えている
(3)バルト三国
 ロシア化されないためにエストニアラトビアリトアニア全てNATO加盟し、アメリカの軍事力に頼っている
(4)スウェーデンフィンランド
 バルト海を囲む両国は共に中立国として対ロシア軍事武装
(5)中国
 極東ロシア(バイカル湖東岸)へ移民を送り込み、
 実効支配による中国化によりオホーツク海ルート確保したい
 →対中国ではロシアと日本は協調できる

6.イラン
(1)アラブでなくペルシア人イスラムシーア派国家
(2)イスラムスンナ派サウジアラビアやISとは対立
(3)アメリカ(トランプ政権)でイランとの核合意が破棄されると、アメリカと敵対の可能性あり