2013年以前のブックレビューも随時追加中

宗教は人を救えるのか 釈 徹宗(角川SSC新書)

 

1.死生観の四態(岸本英夫)
(1)(自己の)肉体的生命の存続を希求するもの
(2)死後における(自己の)生命の永続を信ずるもの
(3)自己の生命を、それに変わる限りなき生命に託するもの
(4)現実の生活の中に永遠の生命を感得せんとするもの
→(1)(2)よりも(3)(4)が優位とされる

2.ロゴス、パトス、エトス、トポス
(1)ロゴス(論理)
 言葉、理論、概念
(2)パトス(感情)
 情緒、精神性
(3)エトス(習慣)
 慣習、習俗といった行動様式、気質
(4)トポス(場所)
 関係性、共有される場

3.辛い時でも自分を支える軸を作る方法
(1)他者のための行為を実践する(例:食事、掃除)
(2)日々の暮らしを報告する場を作る(例:窓から見える山に向かって話す)
(3)各場面で役割を演じる意識を持つ(例:好調の自分を演じる、つらい状態の自分を演じる)