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最速の仕事術はプログラマーが知っている(Programmer's SPEED HACKS) 清水 亮(クロスメディア・パブリッシング)

 

最速の仕事術はプログラマーが知っている

最速の仕事術はプログラマーが知っている

 

1.デメテルの法則

(1)コミュニケーションは最適な量がある(コミュニケーションを密に取ればよいというものではない)
(2)システム内の情報は膨大であるため、サブシステム間や外部とのインターフェースは意図的に限定する
(3)あるプログラムを使うために必要な情報は極力減らして公開する
(4)プログラマーと同じだけの膨大な情報を利用者が知るのは情報過多

2.プログラム
(1)ギリシャ語で公文書の意味
(2)自分のいないところで自分以外の存在を思い通りに動かすこと

3.プログラマー
(1)プログラミングは行うが、コンピュート(計算)は行わない
(2)プログラマーは現場で動くような仕事(コンピュート)をしてはいけない
(3)プログラマーの業務の大半はトラブルシューティング

4.投機的実行
(1)確率の高い予測ができないのなら、あらかじめ全ての仮説を先に計算してしまう
(2)正解した予測以外を捨てる事になっても、全体のスピードは効率化できる
(3)積極的に捨て駒を作る事でコストは増大するが、それ以上の利益が見込めるなら有効な手段となる

5.フレームワーク型人材とライブラリ型人材
(1)フレームワーク
 ①全体の仕組みが決まっていて、最低限の仕事をこなす
 ②プログラマーフレームワークに合わせてあげないといけない(フレームワークが主に対し、プログラマーが従)
(2)ライブラリ型
 ①特定の目的に対し専門的な機能を提供する
 ②プログラマーが明示的に目的にあったライブラリを呼び出す(プログラマーが主で、ライブラリが従)