壁を破る言葉 岡本 太郎(イースト・プレス)
1.芸術の根本原則
(1)きれいであってはならない
(2)うまくあってはならない
(3)心地よくあってはならない
2.悩んで行き詰った時どうするか
(1)自分と向き合うチャンスだと思い、本当は自分は何がしたいのか見極めてみる
(2)精神がとじこもりがちな人ほど、逆にひろがるときがある
3.ヘタにでたらめにやってみる
いざ、ヘタにでたらめにやろうと思っても、それができなかったりする
4.パルパープル(手に触れることのできるもの)
(1)単に線と色の、視覚的な、画面の上だけの絶対美など空虚
(2)具体的に、生活的にぶつかってくる、現実感のあるパルパープルが欲しい
5.自己愛と自己嫌悪
自己愛と自己嫌悪の絡み合いから乗り越える方法が芸術
6.絵と写真
(1)絵はどんなにデフォルメしても、自分の分際でしかない
(2)写真は、自分が想像もしていない超えたものが出るチャンスがある
7.芸術
(1)なまめかしく、いやったらしいもの
(2)創造しているから、飛躍があるため、見ているものに一種の緊張感を与える
8.人生
(1)絶望の中に生きること
(2)意義のある悲劇(それが美しく生き甲斐が生まれる)
9.ほんとうの人間
(1)猛烈に男性的であり、なまなましく女性的
(2)相手に求めない
(3)孤独であって、充実している