必ず書ける「3つが基本」の文章術 近藤 勝重(幻冬舎新書)
1.体験・気づき・普遍性
(1)個性の普遍化
(2)個人的体験から気づいた事の中にある普遍性を見つける
(3)最後の結び(一言、キーワードだけでもよい)の普遍性ある言葉として何を書くか最初に決めておく
2.人・物・自然
自分との距離感を人、物、自然へとだんだん周囲へ広げながら確認し、描写すると情感が伝えやすい
3.遠景・近景・心模様
胸中をいきなり説明しなくとも、その時見えた風景をどう感じたか遠景、近景と描写すれば、
胸中はおのずと見えてくる
4.細部への気づき
例えば、秋についてただ「秋晴れ」と全体の描写をするより、
「縁側の片隅に置き忘れた団扇」のように細部(小さい秋)への気づきを描写するのがよい
5.視・聴・生
自分が視ている、聴いている事を描写すれば、自分(周りも、自然も)が生きている事が書ける
6.現在・過去・未来
(1)核心(現在)から最初に書き始めること(話を相手にする時も同じ順番)
(2)話は現在の状況から始めないと、聞き手はイライラしてしまう