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年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人 午堂 登紀雄(学研マーケティング)

 

年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人

年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人

 

1.家計簿はつけない

(1)家計簿(支出の見える化)で、支払った後を振り返る時間がもったいない
(2)買う前に自分へのメリット、価値、利用目的を十分考えてから買うのがよい(そのため、家計簿は不要)

2.話が短くて面白い
(1)何を相手に伝えたいかのメッセージが明確
(2)相手が理解しやすくロジックを組み立てている(結論重視なのか、感情重視なのか、相手の理解力や性格に合わせている)
(3)相手が聞きたい内容、共感する内容を想像できる力がある

3.ギブ&テイク(テイク&ギブ)でなくシェアを提案する
(1)テイク&ギブで相手より自分の利益優先(例:自分の利益8割、相手2割)では、相手は動かない
(2)レベニューシェア(例:売れたら8割あげるので、自分の代わりに売ってください)

4.幸せな人は幸せになりたいと思わない
(1)幸せな人は、いつも幸せなことに敏感だから、自然と幸せを見つけ、いつも幸せを感じている
(2)カラーバス効果(例:赤色を意識して一日過ごすと、生活の中で赤いものばかり目に入ってくる)

5.全ての行動が柔軟
(1)お金の使い方(時には賄賂)
 新興国などの役人に便宜、口きき、アドバイスをもらうのに必要経費で手数料を払うのは当たり前
(2)交通ルール(車が来なければ赤信号無視)
 ①「信号に従う」とあるのは第七条だが、その前の第一条に「交通の安全と円滑を図り」とある
 ②そもそもなぜそのルールがあるのか(物事の本質)を考えれば、どうすればよいかわかる

6.大きな仕事で全ての人に迷惑をかけないでできるものなどない
(1)人に迷惑をかけてはいけないというモラルを重視し過ぎていると、大きな仕事はできない
(2)しがらみや常識を打破するために、周囲との摩擦が起きないとイノベーションは生まれない
(3)インドでは「(そもそも自分は)人に迷惑をかけて生きているのだから、他人の事も許してあげなさい」と子供に教えている

7.高級ホテルは一流になる前に泊まる
(1)高級ホテルに泊まることで一流の基準がはっきりとしたイメージでわかる
(2)「また泊まろう」というモチベーションが得られる

8.苦手な事は克服しない
(1)苦手な事は、それが得意な人に任せ、自分が得意な事に専念する
(2)苦手な事をいつまでも真面目にコツコツ克服しようとしている人は、モチベーションも高まらず、ストレスも溜まる

9.シンプルなものほど価値があると考える