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Smily Books Blog

「すまいりブックレビュー」から引っ越しました。

「すまいりブックレビュー」(2013年まではこちら)

How Google Works エリック・シュミット&ジョナサン・ローゼンバーグ(アラン・イーグル)(日本経済新聞出版社)

 

How Google Works

How Google Works

 

1.文化(理念)

(1)長期的目標に集中する
(2)邪悪にならない
(3)カバ(Hippo)の言うことは聞くな
 ①大切なのは「何がデキるか」であって「どんなヤツか」ではない
 ②それが例え一番エラい人であってもデキない人(わかってない人)の言うことを聞いてはいけない
 ③それが例え一番地位の低い人からの意見であっても、良いアイデアならば採用すべし
(4)7のルール
 マネジャーは最低7人以上部下を持つこと(組織をフラット化し、マイクロマネジメントしないため)
(5)事業部制(独立採算制)でなく機能別組織とする
 事業部制は、会社全体より事業部内の損益を重視してしまう
(6)ワーク・ライフ・バランス(残業し過ぎ対策)
 社員に自由を与える、ただし、全責任もいっしょに(与える)
(7)「イエス」の文化
 社内ルール、承認事項、禁止事項ばかりで縛り付けない
(8)(無理矢理企画した会社主催の)「お楽しみ」より(普段の会話にある)「楽しさ」を
(9)アハライ!(ついて来い)
 リーダーは「突撃!」とは言わず「ついて来い!」と言う

2.戦略
(1)市場調査(結果)よりも技術的アイデアに賭ける
(2)顧客が気づくような問題(要望)より、誰も気づかないあるいは解決できないと思えた問題へのソリューション

3.人材(ラーニング・アニマル)
(1)新しくてシルキーであってもチャレンジし、失敗から学ぶ人
(2)知ってる人でなく、学び続けている(地頭=知力のある)人
(3)専門能力だけあるとバイアス(偏見)が生まれやすい

4.意思決定
(1)PIA
 ①忍耐(Patience)、情報(Information)、代替案(Alternatives)
 ②特定の行動は出来る限り遅らせ(忍耐)、その間に情報収集し、代替案も見極めつつ意思決定する
(2)意思決定者はチャイムを鳴らすタイミングを見極める
 これ以上の議論や分析は意味がないというタイミングを見極めないといけない

5.コミュニケーション
(1)デフォルトオープン
 ①法律や規制禁止事項以外全ての情報は公開が基本(情報漏えいのリスクより、従業員への信頼とコミュニケーションの質向上が優先)
 ②全社員共有が基本のため、そもそも生半可な状態では公開できなくなる(自然に質の高い情報のみ公開されるようになる)
(2)OKR
 社員の目標(Objectives,達成すべき戦略的目標)と結果(Key Results、目標の達成度を示す指標)を経営トップ含め全社員が四半期ごとに公開
(3)人間の本質は質問に答えることでなく、自ら質問すること(ジョン・シーリー・ブラウン)
(4)細部を把握することと真実(本質)を知ることは違う
 →全社員の現場エンジニア作業報告をスニペットで把握(マネージャに正しく質問しても真実はつかめない事が多い)
(5)反省会
 反省会の最大の効果である誠実なコミュニケーションについて、反省会のプロセスの中で学べる
(6)ドリー
 ①会社(経営陣)への質問内容も全社員にオープンし、どれが良い質問か全員で投票して決める
 ②質問に対する回答の評価(ちゃんとした回答になっているかどうか)も評価する
(7)緊急事態の対応
 ①上昇、告白、順守の順
 ②上昇(まずトラブル回避)、告白(次に状況連絡)、順守(組織からの指示通りに行動)
(8)パートナー企業との関係
 ①コーペティション(協力+競争)、フレネミー(友人+敵)
 ②ある部分では協力しつつ、ある部分で競合する
(9)ベンチャー企業の理想状態はカオス
 ①事業は常に業務プロセスより進化しているべき
 ②組織図や体制(業務プロセス、インフラ)は常に見なおすべき
(10)新組織で経営陣が行うこと
 3週間は部下の話を聞き、人間関係構築と信頼を得ること

6.イノベーション
(1)原始スープのような(効率化されていない状態)カオスから生まれる
(2)人為的で決まった生成プロセスはない
(3)様々なアイデアが生み出された後、自然淘汰され残ったものがイノベーション
(4)リスク忌避体質では生まれない
(5)世界を敵にまわしても戦うくらいリスク渇望の精神がないと生まれない
(6)ユーザ(プロダクトを使う人)と顧客(会社にお金を出す人)が対立した場合、ユーザの立場を優先すること
(7)70対20対10のルール
 ①リソースの70%はコア事業、20%は成長プロダクト、10%を新規プロジェクトに当てる
 ②成功の兆しが見えたら20%、ハイリスクだがハイリターンなら10%はリソースする
(8)20%ルール
 実際Google社員は夜や週末を使って20%ルールのプロジェクトを行うため、実際は120%ルールとなっているのが妥当な見方
(9)リリースしてから手直しする
 ①リリース後も手直しできる体制(ネガティブ・フィードバックを受付け、対応する仕組み)が必要
 ②機能最小(限定的)でも良いから品質の良いものを最初からリリースすること
 ③びっくりするような新機能はリリース後すぐに追加できるよう準備しておく