石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? 岩瀬 昇(文藝春秋)
石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門 (文春新書)
- 作者: 岩瀬昇
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/09/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
1.LNG
(1)ガス(気体)を効率よく運ぶ(商業化)するため、液化している
(2)LNGプロジェクトが上手く行けば、2019年には1690万トン(2013年度の日本の総輸入量の19%)のアメリカ産LNGが輸入できる
2.地震探査
人工的に地震を発生させ、地震波を解析することで、地下の地層構造を分析して、石油発見に役立てている
3.セブンシスターズ
(1)オイルショックまではセブンシスターズ
アメリカ5社(エクソン、シェブロン、テキサコ、ガルフ)、イギリスBP、イギリス&オランダのロイヤル・ダッチ・シェルの7社が牛耳っていた
(2)オイルショック以降OPEC、その後1983年にNYMEXにWTI(原油)上場されて以降、決定権は市場価格リンクとなった
4.ポイントフォワード(石油開発では普通の発想法)
損切りやサンクコスト(既に投資済のコスト)よりも
将来の利益や良くなる可能性(アップサイドポテンシャル)を重視して決断すること