2013年以前のブックレビューも随時追加中

石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? 岩瀬 昇(文藝春秋)

 

1.LNG

(1)ガス(気体)を効率よく運ぶ(商業化)するため、液化している
(2)LNGプロジェクトが上手く行けば、2019年には1690万トン(2013年度の日本の総輸入量の19%)のアメリカ産LNGが輸入できる

2.地震探査
 人工的に地震を発生させ、地震波を解析することで、地下の地層構造を分析して、石油発見に役立てている

3.セブンシスターズ
(1)オイルショックまではセブンシスターズ
 アメリカ5社(エクソンシェブロン、テキサコ、ガルフ)、イギリスBP、イギリス&オランダのロイヤル・ダッチ・シェルの7社が牛耳っていた
(2)オイルショック以降OPEC、その後1983年にNYMEXWTI(原油)上場されて以降、決定権は市場価格リンクとなった

4.ポイントフォワード(石油開発では普通の発想法)
 損切りやサンクコスト(既に投資済のコスト)よりも
 将来の利益や良くなる可能性(アップサイドポテンシャル)を重視して決断すること