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「すまいりブックレビュー」(2013年まではこちら)

「ズルさ」のすすめ 佐藤優(青春出版社)

 

「ズルさ」のすすめ

「ズルさ」のすすめ

 

1.アニマルスピリッツ(マルクス資本論」)

 集団で作業する事で生まれる集団心理からの競争意識

2.ヒューマンスピリッツ
 他人に負けることから、人生のテーマを作り出す力

3.擬似問題
(1)向き合って考えなくともよい(流した方がよい)問題
(2)問題だと設定していること自体ナンセンス(思い込みからくる)

4.自分探しと直感
(1)自分(自己、自意識)だけ見つめていても、自分は見つからない
(2)他者(他人や自然、自分の体以外の外界)との関係にきちんと向き合うことで自分がわかり、直感も磨かれる
(3)代理体験(本、映画など)でも直感が磨かれる

5.性犯罪は計画的
 衝動的に起こすのが性犯罪と思うのは偏見(調査結果では計画的性犯罪が多い)

6.レトリック(言葉の言い回し)の重要性
(1)外交上で「自由行動をする」は戦争を意味する
(2)「ウソをつくな」と言うと相手と喧嘩になるが、「お互い正直にやろう」と言えば、角が立たない
 →論理的に同じ意味であっても、修辞(表現)の違いにより伝わり方が変わってくる

7.言質をとらせないテクニック
(1)自分が知っている事実は一部だけ相手に話す
 ①全部話してしまうと、それがもし間違っていた時の責任(言質)を取らされるため
 ②ただし、一部分とはいえ、話したことは全て事実を話すこと
(2)話す事実を限定する事で、残りを相手に想像させ、相手に最終判断させる事ができる
 →相手が最終判断するため、自分に責任は問われない

8.自己愛型人間(パーソナリティ障害)
(1)幼少期、親の愛情の実感がないのが主原因
 ①大人になっても自身が持てず、それを補うため自己のみに執着し過ぎてしまう
 ②深層心理(本音では)自分を許せない、受け入れられない状態
(2)自己愛型は、新自由主義(短期利益主義)社会に適合するため、社会と共にスパイラルに増えている
(3)間違った自己主張、自己肯定
 ①組織内でどんな自己主張しても許されると勘違い
  →組織で自己主張する前に人に迷惑をかけない社会生活ができている事が前提
 ②何でも全て自己正当化してしまう

9.受けるより与えるほうが幸い(パウロ「新約聖書」)

10.統制的(統整的)理念(カント)
 実現不可能であるが捨ててはいけない、捨てることができない理想、理念の事