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1分間ピケティ 西村克己(SBクリエイティブ)

 

1分間ピケティ 「21世紀の資本」を理解する77の原則

1分間ピケティ 「21世紀の資本」を理解する77の原則

 

1.ハーバード大学の授業料は東京大学の約10倍

2.オフショア資産
(1)例えば国外で40億円負債があっても、国外に100億円の不動産を持っていれば60億円(プラス60%)のオフショア資産家
(2)世界のオフショア資産を合計しても総資産の約90%(つまりタックスヘイブンに資産の約10%を隠している)
(3)オフショア資産は、欧米主要国がマイナス4〜6%なのに対し、日本はプラス4%

3.円が安全通貨である理由
(1)対外資産が多いため(対外純資産4%)
(2)貯蓄残高(1654兆円)が国債発行残高をわずかだが超えているため
 →ただし国債発行額が膨大なため、国債金利が上がると一気に経済破滅のリスクあり

4.世界的な資本税導入
 タックスヘイブンをなくし、世界中の資産を情報開示し適正な課税が必要

5.ホールドアップ問題
(1)雇用主が労働契約の不備につけ込み、労働者に強制労働させること
(2)日本は単純労働者の交渉力は弱いため、ホールドアップ問題が顕在化しやすい

6.最低賃金
(1)日本は1959年に導入され、現在780円
(2)米国は1933年に導入され、現在8.72ドル(1046円)
(3)フランスは1950年に導入され、現在9.52ユーロ(1237円)

7.所得格差と貯蓄率
(1)戦前の日本はトップ1%が国民所得の20%以上を占めていた
(2)1970〜2010年の国民所得成長率は先進国どこも2%程度
 ①日本2.5%②米国2.8%③ドイツ2.0%④英国2.2%
(3)1970〜2010年の民間貯蓄率(総所得のうち何%貯蓄しているか)は日本が突出
 ①日本14.6%②米国7.7%③ドイツ12.2%④英国7.4%
 →貯蓄率が高いと所得に対する資本比率が高まり、富の格差が拡がる
 →経済成長率を高めれば、資本が分散され富の格差が縮小する

8.日本の出生数
 1970年193万人から2011年105万人とほぼ半減

9.米国の富裕層の政治支配
 富裕層からの多大な政治献金による政治支配により、税金が社会保障や公的医療に使われない

10.4つの資産モデル
(1)予備的貯蓄モデル(将来の予測不能な出費に対し準備)
(2)ライフサイクルモデル(老後のために貯蓄)
(3)王朝モデル(次の世代に資産を残す)
(4)ランダムショックモデル(王朝ベースだが、偶発的変化による個人的浮き沈みも考慮)