ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 石角 完爾(集英社)
1.ウィズダム(Wisdom)とは
(1)懸命で賢明な生き方(哲学)のこと(不幸にならないために生き抜くための知見)
(2)分別は他人のための行動の意味も含まれるが、賢明には自分(及び家族)のみのためである事が明確
(3)哲学(Philosophy)の意味
①PhiloがLove、SophiaがWisdomの意味
②哲学とはLove of Wisdomの意味となる
2.収入の10分の1は常に寄付すること
食事とお金は最低限に控えめとすること
3.リスクは常に最小を選択すること
(1)成果が最小であってもリスクの少ない方を選択すること
最小リスクの行動を何度も繰り返し、着実に成果を得ること
(2)最小リスクでかつ最適の成果を得るのが一番良い
①高リスク行動は他人にやってもらい(依頼)、得られた成果を両者で分け合う
②リスク対策は最適化する(過剰な期待も過剰な用心もしない)
適正な判断が何かを考え抜き、取り越し苦労も出たとこ勝負もしないようにする
③消耗戦(競合が起きる商売自体しない)はしない
ルール、仕組み、ノウハウ自体を抑えこみブラックボックス化して、確実に利益化する
4.レハレハ(Let’s go with everything left:全財産を捨てて新しいことを始めよ)
(1)競合状態になりつつあったら、新事業へ進むこと
(2)良い状態の時に撤退戦略は考えておくこと(陰りが見えたタイミングでの撤退は遅い)
5.ユダヤ教における神
(1)何をするかわからない(人間の予想を超えた存在)と考える
(2)善人でも突然不幸にさせ、悪人でも長生きさせる事があるのが神
6.アメリカのグローバル・スタンダード
(1)他国へルールの参加を突きつけつつ、裏では自国のみの抜け道を用意している
(2)自国の一部の者のみ、フリーバンキング
①本人確認不要のプライベート・エクイティやヘッジ・ファンドなど
②会計基準やディスククロージャも不要なシステム
7.ヘブライとは
向こう側の人、別の角度から見る人の意味