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「すまいりブックレビュー」(2013年まではこちら)

やっぱり!インフレがやって来る 澤上 篤人(明日香出版社)

 

やっぱり!  インフレがやって来る (アスカ・ビジネス)

やっぱり! インフレがやって来る (アスカ・ビジネス)

 

 1.景気対策公共投資より所得税減税がよい(山一證券経済研究所の97年度推計)

(1)所得税減税は、GDP以外の個人消費や設備投資に経済効果が高い
(2)企業優先の公共投資では高度成長の終わった日本は救えない

2.市場経済の経済合理性を信じること
(1)公的機関による公共用地買い上げ
 国や地方自治体が長期割引債発行による資金で公示価格の7割一律で買い上げる
(2)市場経済で勝者、敗者が出るのは仕方ない
 ①敗者サイドの過度の心配は無用
 ②失業者の大半は勝者や新規参入者が吸収する

3.日本の機関投資家が成熟していない
(1)日本の機関投資家資金運用は企業中心で、運用成績と関係なく資金が集まっていた
(2)投資信託を活性化させれば、本来投資価値の高い銘柄は買われ、市場は活性化する

4.円高、円安は変動相場制の宿命
(1)為替相場は人口68億人のグローバル市場
(2)日本人口1.2億人がどうもがこうと円相場をコントロールできない場合が出てくる
(3)円相場に左右されない(円高でも円安でも国益に繋がる)経済活動をすればよいだけ

5.日本経済活性化策
(1)公的年金積立制度は廃止し、税の基礎年金のみとする
(2)消費税は目的を社会福祉税とし、毎年2%ずつ引き上げていく(15%程度で再検討)
(3)納税者番号制度を導入し、所得税を公平徴収
(4)法人税を国際標準(25%)まで引き下げる
(5)長期投資減税で預貯金マネーを市場に出し、景気浮揚させる