改癖術 伊東 明(マガジンハウス)
1.相手の言いなり(すぐ妥協)しがち
交換条件(「その代わり」の条件)を1つ付け加えるようにする
2.譲らない(意固地)
相手の意見を一部受け入れてみる(その方が事が前に進む)
3.何をやっても100点満点(楽観的過ぎる)と考えがち(ポリアンナ症候群)
(1)逆に何をやっても0点と考えがちな人もよくない
(2)二分割思考(100か0か)ではなく、良い所も悪い所も(グレーゾーンで)客観的抽出できるのが合理的思考
4.過度の一般化をしがち
すぐにラベリング(少ない事象で決めつける)しないで、あと3回確認してみてから結論を出してみる
5.他人と比較ばかりする
(1年前、5年前といった)過去の自分と比較してみる
6.テレビばかり見てる
(特に悪い、ネガティブな)ニュースは時間を区切ってみる
7.何でも批判する(選択的抽出)
(1)先に結論ありき(問題点があるはずと決めつけ)であら捜ししている
(2)良い所、いいことも意識的にピックアップしてみる
8.苦手なことを後回しにしがち
(1)3割できればいいと考え、とりあえず苦手なことをやってみる
→やり始めてしまえばそれが肩慣らしになり、最後までできてしまうこともある
(2)完璧主義に考えない(苦手なことはものすごく時間がかかる、だから後回しにしたくなる)
(3)3割できたら合格(作業は一旦完了)と考えれば、次に作業始めるまで成功イメージが継続できる(苦手意識が和らぐ)
9.幸せ過ぎると怖くなる
(1)アッパーリミット(幸せの限界値)を超えると引き下げようとする心理が働く
→幸せになっても良いことを認めてあげるようにし、少しずつ限界値を高くする(幸せ慣れ)とよい
(2)逆にダウナーリミット(不幸の限界値)を超えると耐えられなくなる
10.ネガティブワードばかり使う
ネガティブ度をだんだん薄めるようにする(大嫌い→どうも好きでない→ちょっと性に合わない)
11.良い所は当たり前(縮小視)、悪い所は大げさ(拡大視)に捉える
問題点だけでなく、良い所も平等にリストアップする(意識的に良いこと探し)