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知的ストレッチ入門 日垣 隆(新潮文庫)

 

知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)

知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)

 

 1.アウトプットを前提にインプットする

(1)アウトプットとは

 情報収集→分析→解釈→評価による付加価値の創造

(2)調査力と付加価値

 ①誰がやっても同じ答えが出るもの調査の付加価値はスピード

 ②調査した結論までの道筋が重要な場合、必要な付加価値は説得力

 

2.メモの重要性

(1)「忘れるようなものは大したアイデアでない」は迷信

(2)メモの効用

 ①自分がどのように忘れるかがわかる

 ②どうメモしておけば必要な時役立つかがわかる

 

3.ストレッチの効用

(1)30時間でやってた仕事を3時間でできないか考える

(2)30→25時間程度のストレッチは単なるスピードの問題

(3)3時間に追い詰められると、全く別のことを考えるため、クリエイティブな仕事ができることがある

 

4.ブログ

(1)発信する事を目的とする限り、読者がいてなんぼ

(2)99.7%のブログは、ビジット(訪問者数)、PV(頁単位閲覧数)が年賀状あるいは知人の数以下にとどまる

(3)毎日更新できるのはプロ(仕事にしている)かよほど暇(勤務時間中更新)のどちらか

(4)ブログを書く側で商業化がされない限り、現状は変わらない

 

5.失敗と成功

(1)「小さな失敗を重ねれば、いつか大きな成功が得られる」は嘘

(2)自分が置かれている状況を把握し、リスク管理を行うことが大事

 

6.犯罪と精神障害者

(1)犯罪発生率は精神障害者1.1%、一般人0.9%と大差ない

(2)精神障害者の犯罪は殺人と放火がほとんど

 

7.日本の新聞

(1)米紙は広告で9割の利益だが、日本は宅配(業者45万人)で5割の利益

(2)巨大な宅配網があるにもかかわらず、ビジネスモデル化できていない

(3)購読者から新聞社が直接集金する事すらできていない

 

8.サラリーマン

 やりたくない仕事と好きな仕事が半分ずつがよい

 

9.仕事(メールなど含む)の処理済の考え方

(1)無視した仕事

 答えない、やらないという選択をしたということであり、既に処理済

(2)後回しした仕事

 期日だけでも決めていれば、既に一部処理済