知的ストレッチ入門 日垣 隆(新潮文庫)
知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)
- 作者: 日垣隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/03/29
- メディア: 文庫
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1.アウトプットを前提にインプットする
(1)アウトプットとは
情報収集→分析→解釈→評価による付加価値の創造
(2)調査力と付加価値
①誰がやっても同じ答えが出るもの調査の付加価値はスピード
②調査した結論までの道筋が重要な場合、必要な付加価値は説得力
2.メモの重要性
(1)「忘れるようなものは大したアイデアでない」は迷信
(2)メモの効用
①自分がどのように忘れるかがわかる
②どうメモしておけば必要な時役立つかがわかる
3.ストレッチの効用
(1)30時間でやってた仕事を3時間でできないか考える
(2)30→25時間程度のストレッチは単なるスピードの問題
(3)3時間に追い詰められると、全く別のことを考えるため、クリエイティブな仕事ができることがある
4.ブログ
(1)発信する事を目的とする限り、読者がいてなんぼ
(2)99.7%のブログは、ビジット(訪問者数)、PV(頁単位閲覧数)が年賀状あるいは知人の数以下にとどまる
(3)毎日更新できるのはプロ(仕事にしている)かよほど暇(勤務時間中更新)のどちらか
(4)ブログを書く側で商業化がされない限り、現状は変わらない
5.失敗と成功
(1)「小さな失敗を重ねれば、いつか大きな成功が得られる」は嘘
(2)自分が置かれている状況を把握し、リスク管理を行うことが大事
6.犯罪と精神障害者
(1)犯罪発生率は精神障害者1.1%、一般人0.9%と大差ない
(2)精神障害者の犯罪は殺人と放火がほとんど
7.日本の新聞
(1)米紙は広告で9割の利益だが、日本は宅配(業者45万人)で5割の利益
(2)巨大な宅配網があるにもかかわらず、ビジネスモデル化できていない
(3)購読者から新聞社が直接集金する事すらできていない
8.サラリーマン
やりたくない仕事と好きな仕事が半分ずつがよい
9.仕事(メールなど含む)の処理済の考え方
(1)無視した仕事
答えない、やらないという選択をしたということであり、既に処理済
(2)後回しした仕事
期日だけでも決めていれば、既に一部処理済