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世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと クリス・ベイリー(TAC出版)

 

世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと (T's BUSINESS DESIGN)

世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと (T's BUSINESS DESIGN)

 

1.3の法則
(1)一日のはじめにその日うちに達成したい事を3つ決める
(2)今週やるべきこと、今月やるべきこと等、応用が効き、3つなら忘れない
(3)一日の終りに今日のよかった体験を3つ思い出すこと

2.先延ばし対策(やりたくない事=不快→快楽への変換計画)
(1)お気に入りで、飲食が行える場所を見つけておく
(2)好きな事(例:読書)や他のルーチン(ファイル整理など)もやれる準備をしておき、気分がノッた時行う
(3)難しい手順、書類はあらかじめ調べておく
(4)やり終えた後のプレゼントを決めておく
(5)とりあえず15分と時間を決めて始めてみる

3.仕事の時間を減らす
(1)予定時間の半分でタイマーをセットする
 例:4時間かかりそうな仕事だと思ったら、タイマーを2時間でセットしてから始めてみる

4.BPT(Biological Prime Time)
(1)一日のうちの自分のBPT(活力が湧くプライムタイム)を知り、その時間帯に重要な仕事を行う
(2)必ずしもBPTに重要なタスクができなくとも、その時間帯が重要だという意識付けはできる

5.重要度の低いタスク(主にメール)とのつきあい方
(1)一日のメールチェック回数を制限する
 例:チェックする時間を一日三回と決め、それぞれ30分以内に終える
(2)要件のみ短く書くことを周知の事実とする
 例:メール文頭に「あなたとわたしのためにどのメールも5センテンス以内としています」と但し書きを付ける
(3)活力レベルが低い時間帯に行う
 例:新着メールは月、水、金の午後3時
(4)90点ルール
 重要度が高いと思っても、自分にとって90点以下の価値、意味しかないものは除外、もしくは後回しにする

6.(あえて)ぼんやりしてみる
(1)ペンと紙だけ用意して、タイマーを15分でセットして、浮かんできたことをメモする
(2)メモが増えてくると、点と点(バラバラ)だった内容に繋がりがでてくる
(3)メンテナンスデー(例:金曜の夕方)や眠る直前にやるとよい

7.中断タスクへの復旧時間
 仕事が一旦中断された後、元の集中状態に戻るのに平均25分かかる

8.ポモドーロ・テクニック
 25分間タスクに集中したら5分休憩、これを4セットやったら15分の長め休憩

9.コーヒー
(1)コーヒーのカフェインは疲れを伝えるアデノシンをブロックする
(2)カフェインが代謝されると、アデノシンが押し寄せ、疲れがどっと出る
(3)カフェイン効果は8〜14時間後のため、朝コーヒーの効果は午後には消える
 午後コーヒーを飲めば回復できるが、今度は就寝時間に眠れなくなるため注意
(4)耐性ができるため、コーヒーは習慣化しない
 重要なタスク(プレゼン、報告書、トレーニング)の前だけカフェインをとる
(5)コルチゾールレベル
 カフェイン効果を阻害するコルチゾールレベルの高い起床直後より、起床1時間後にコーヒーを飲んだほうが効果大

時間力養成講座 小宮 一慶(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 

1.ネタ仕込みと本番
(1)普段(スキマ時間、本番の前日など)から、頭の中、メモなどネタ仕込みを習慣化しておく
(2)本番はネタを取り出して、構成するだけが理想
(3)本番前にやれることはできる限り済ませておくと、本番でも精神的自由度(心の余裕)が高まる

2.目的と目標
(1)目的は志(方向性)であり、一生続くもの(存在意義)(例:家族を幸せにすること)
(2)目標は目的のために出てくるイベント(通過点)(例:家族で温泉旅行)

3.ブレークダウン式とステップアップ式目標
(1)本来の目標の立て方はブレークダウン式
 例:年間目標を最初に立て、月間、週間と落とし込む
(2)ブレークダウン式が無理な場合、まずステップアップ式
 ①年末になって、年の初めに立てた年間目標なんて忘れている人が多い
 ②月間目標でいいから、まず立ててみる
 ③月末に結果を振り返り、翌月の目標を立てる(ステップアップ)
  →これを何ヶ月か続けられれば、長期目標(年間目標)も見えてくる

4.インプットは整理整頓よりリトリーブ(取り出し)しやすさ重視
(1)いくら綺麗に整理整頓されていても、使いたい時すぐに取り出せないのはNG
(2)リトリーブに時間がかかる、どこにあるか忘れるのであれば、ファイリング方法自体見直しが必要

5.アウトプットはバリューとインパクト重視
(1)起承転結にこだわるより、相手に価値があり(バリュー)伝わる(インパクト)かどうか
(2)プレゼンの場合、意味でなく意識を伝える
 ①意味だけであれば、資料(文章)を読んでもらえば、相手には伝わる
 ②意識を相手に伝えるのは話(プレゼン)だけ(文章では伝えられない)
 ③自分自身にインパクトのあった話でないと、相手にもインパクトは与えられない
  →自分が感動、心に残った事を日頃からネタ仕込みしておくこと

6.パーキンソンの第一法則
(1)時間があると、あるだけ仕事の時間は延びる
(2)予定の完了時間まで、仕事の量は膨張してしまう事が多い
 →少し余裕がないくらいの仕事量を用意し、こなす事で生産性は上がっていく

7.残業と仕事の質
(1)最初は生産性が悪くてもいいから、質の良い仕事を目指す事(生産性より品質重視)
(2)最悪なのは、生産性が悪い(ダラダラ仕事)のに、残業ばかりする人
(3)ただし、いつも生産性が悪いまま(仕事が終わっていない)、定時帰宅しているといつまでも生産性向上しない

8.スケジュール、ToDoと精神的自由度
(1)スケジュールとは、たいていは時間場所が決まっている相手との約束の事
(2)ToDoは自分単独でできる仕事
(3)予定の決め方
 ①最初にToDoを全て書き出す
 ②自分以外の複数でやるToDoをまずスケジュールに落とし込む
 ③空いているスケジュールに、残った自分だけのToDoを落とし込む
(4)予定が決まる(時間管理できている)と、精神的自由度(心の余裕)が高まっていく

齋藤孝の速読術 齋藤 孝(ちくま文庫)

 

齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)

齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)

 

1.偉大な思想家ほど大量の概念を生み出している
 例:ルサンチマン=弱者が強者に抱く恨みや憎悪

2.本を読んだら、引用文に自分のエピソードを加えてまとめる(A4 1枚1000〜1200文字が理想)

3.政略論(マキャベリ
(1)功績によって、その罪を差し引くことはあり得ない
(2)人間は、悪党になりきることも善良になりきることもできない

4.呼吸法
 ゆっくり呼吸すると、脳と目を速く動かすことができ、動体視力が高まる(周囲が遅く見える)

新・戦争論 池上 彰・佐藤 優(文春新書)

 

1.中東
(1)アルジャジーラ
 ①最近はカタールの国策に則って報道
 ②広告代理店が全てサウジアラビア資本のため、サウジアラビア批判できない
(2)結婚
 ①サウジアラビアの王子は1万人いて、夫人を最大4人まで持てる。(離婚すれば実質何人でも可能)
 ②イランでは時間婚があり、結婚3時間、慰謝料3万円などのシステムあり
 →イスラムは売春だと石打ちの刑となるため、あくまで時間婚としている
(3)サウジアラビアの国家予算
 30年ほど前までは、国家予算=家計(サウジ家の私有財産)だった

2.北朝鮮
(1)残留日本人問題
 ①拉致問題とパッケージで、北朝鮮から解決要求されるかもしれない
 ②拉致された日本人を返すだけでなく、残留日本人も合わせて返す
 ③帰国希望の旧日本国籍所有者(1945年以降の残留日本人)が何万人もいるかもしれない
 →ドイツの場合、16〜17世紀にロシア移住したドイツ人がいたが、言語、宗教も異なるため、受入拒否
(2)労働市場で見れば魅力的(例:紳士服のAOKI)
 労働者給料が月8千円(疑似通貨:チョコパイでも支払可能)

3.日本と中国の戦争
(1)唐、元寇、明(秀吉の朝鮮侵攻)、日清戦争日中戦争
(2)戦争原因として朝鮮半島勢力争いが多いが、朝鮮との単独戦争は一度もない

4.航空母艦
(1)無人飛行機が発達すると、有人飛行機を飛ばす航空母艦不要になる可能性あり
(2)航空母艦から搭載機を発信させるカタパルト技術はアメリカ、イギリスのみ(非公開)

5.サイバーカスケード現象
(1)ネット上で偏向した意見に人々が流される現象
(2)日本、中国共に同じ傾向
(3)地方含め、マッチョ(右寄り)な政治家が当選しやすい
 →ただし、全体の世論(国民感覚)としては、ここまで右寄りでない

6.耐エントロピー構造(アーネスト・ゲルナー「民族とナショナリズム」)
 社会的分類(身長、体重、性別、肌の色など)のほとんどは重要でないが、
 その一部が極めて重要になった(耐エントロピー=偏見、偏り)時、社会的差別が作り出される

7.相続と平等(エマニュエル・トッド「移民の運命」)
(1)兄弟間でも相続を平等にするのが、真の民主主義
(2)兄弟間でも相続が平等な国は、世界でもフランスのパリ盆地と地中海沿岸のヨーロッパのみ

マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命 方喰正彰(サンガ)

 

マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命 (サンガ)

マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命 (サンガ)

 

1.海馬とトラウマ
(1)海馬
 ①思い出(長期記憶)になっていない中期記憶が半年ほど蓄えられる
 ②海馬に置かれる記憶は不安定な状態
(2)トラウマ
 ①トラウマのような体験は、思い出されるたび嫌な感情として、海馬に置かれてしまう
 ②海馬の代謝が悪いと、1〜2年トラウマが海馬に留まってしまう