2013年以前のブックレビューも随時追加中

遊行を生きる 鎌田 實(清流出版)

 

遊行を生きる 悩み、迷う自分を劇的に変える124の言葉

遊行を生きる 悩み、迷う自分を劇的に変える124の言葉

 

1.人間とは
(1)ホモ・ルーデンス(遊ぶ生き物)(ヨハン・ホイジンガ
(2)人間は、いまの自分自身を拒絶する唯一の生き物(アルベール・カミュ

2.常識とは
 18歳までに身につけた「偏見のコレクション」のこと(アルバート・アインシュタイン

3.孤独とは
 悲劇ではない、孤独でいられないことこそ悲劇なのだ(アルベール・カミュ

4.人生とは
 たいした意味などない。でも意味が無いからこそ生きるに値する(アルベール・カミュ

5.本物の善人
 存在そのものが他人を幸せにしている人(わざわざNGO活動などするような人は中途半端な善人)

6.「がんばる」と「肩の力を抜く」
(1)交感神経が高まる生き方(自力で頑張る生き方)は、リンパ球が減り、感染症にかかりやすくなり、NK細胞が減る
(2)「肩の力を抜く」生き方だと副交感神経優位となる

7.幸せとは
 たいした意味はなく、大事なことは今生きていることがおもしろいかどうか

8.生きるとは
 自分を愛すること(オノ・ヨーコ

宗教は人を救えるのか 釈 徹宗(角川SSC新書)

 

1.死生観の四態(岸本英夫)
(1)(自己の)肉体的生命の存続を希求するもの
(2)死後における(自己の)生命の永続を信ずるもの
(3)自己の生命を、それに変わる限りなき生命に託するもの
(4)現実の生活の中に永遠の生命を感得せんとするもの
→(1)(2)よりも(3)(4)が優位とされる

2.ロゴス、パトス、エトス、トポス
(1)ロゴス(論理)
 言葉、理論、概念
(2)パトス(感情)
 情緒、精神性
(3)エトス(習慣)
 慣習、習俗といった行動様式、気質
(4)トポス(場所)
 関係性、共有される場

3.辛い時でも自分を支える軸を作る方法
(1)他者のための行為を実践する(例:食事、掃除)
(2)日々の暮らしを報告する場を作る(例:窓から見える山に向かって話す)
(3)各場面で役割を演じる意識を持つ(例:好調の自分を演じる、つらい状態の自分を演じる)

日本人はなぜ存在するか 與那覇 潤(集英社インターナショナル)

 

日本人はなぜ存在するか 知のトレッキング叢書

日本人はなぜ存在するか 知のトレッキング叢書

 

1.日本の自殺率
(1)自殺率は1950年代に最初ピークがあり、1960年代に一旦落ち着いた
(2)男性の自殺率は1960年代から上昇傾向
(3)女性の自殺率は1960年代からほぼ横ばい
(4)一般に年齢が上がるほど自殺率は高まるため、高齢化している現代は自殺率は高まる傾向

2.有標(marked)と無標(unmarked)
(1)有標化
 わざわざラベリングして呼称するもの(例:畳は「日本の」文化だ)
(2)無標化
 既に標準、普通で当たり前のため、わざわざラベリングして呼称しないもの
 (例:欧米のリビングをわざわざ「フローリングの」リビングとは呼称しない)
(3)欧米とその他
 ①欧米ではフローリングが世界のスタンダートであり、畳は特殊(一段下がったもの)として価値付けされる
 ②スーツを欧米の民族衣装とは言わない
(4)黒人と白人
 ヒップホップを黒人音楽とは言うが、ベートーベンを白人音楽とは言わない
(5)女と男
 女流作家とは言うが、男流作家とは言わない

3.人間と神
(1)神は死んだ(ニーチェ
 ①神もまた人間と同じ再帰的な存在
 ②人間の意思で考えた理想(絶対的な神)を考えると、社会秩序維持に便利な手段、道具となる
(2)人間自体の探求放棄(フーコー
 そもそも何が人間らしい行為なのか自体決められない

4.不自由の種類
(1)選択肢の不在(例:テレビ自体がなかった事による不自由)
(2)選択肢の制約(例:テレビがあっても買えない事による不自由)
(3)選択肢の過剰(例:テレビ以外にもいろんな物があって選べない不自由)d

「仕事ができるやつ」になる最短の道 安達 裕哉(日本実業出版社)

 

「仕事ができるやつ」になる最短の道

「仕事ができるやつ」になる最短の道

 

1.仕事で一番偉い人
 最初に案を出す人

2.会社の仕事と行動
(1)スキルが高く自分から動ける人ほど、指示待ちになりがち
(2)スキルが低いほど自分勝手に行動しがち
→結果的に指示待ちが増え、一部の問題児のみ浮き上がる構造となる

3.会社の多様性
(1)画一性(1つの方向性)の成果しか上げていないと、売れなくなった時点で事業破綻
(2)現在、成果を上げていない人(組織)が能力を出せる方法(ビジネスモデル)は、成果を出している側の人間も考えておくべき

やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人 ケント・ギルバート(PHP研究所)

 

やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人

やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人

 

1.結果の平等主義は悪平等
(1)運動会の徒競走の結果に順位をつけないはおかしい
 結果が異なる事自体が個性であり、悪ではない
(2)民主主義における平等とは機会の均等(平等)性

2.愚民化政策とゆとり教育
 ゆとり教育は、有能な人間を粛清する毛沢東主義を思い出させる

3.日弁連
 歴代会長の多くが共産党系で反日(反権力)、左翼的

4.GHQ公職追放
(1)陸海軍所属の優秀な1,2流職業軍人を追放した
(2)残った三流が戦後一気に各業界のトップに立ってしまった(敗戦利得者)

5.分断統治
(1)欧米がアジア、アフリカ植民地化の際、使用した戦略
(2)対処国内の右翼、左翼どちらも支援援助して互いにケンカさせる事で、支配国へは反抗させない

6.メディア工作
(1)モッキンバード(他の鳥のモノマネが得意な野鳥)作戦
(2)政府の望む事をモノマネするように叫んでくれるマスコミ、メディアを作ること

7.火病ファビョン
(1)突然キレたり大声で泣き出す情緒不安定な人に対する韓国語での呼称
(2)国内が激烈な学歴競争社会である事のストレスが火病の一因となっている

8.韓国政府と反日

 国民の政府への怒りをガス抜きするため、政府は反日を煽ってきた

9.韓国の法律(国民情緒法

 事実、論理よりも感情が優先され、法律も情緒に左右されてしまう